ufotableに脱税疑惑 『鬼滅の刃』や『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』はどうなる?

2019.03.28

ufotable公式サイトより

 3月28日、「週刊文春デジタル」がアニメ制作会社・ufotableの脱税疑惑を報じ、ネットが騒然となっている。

 アニメ『Fate』シリーズをはじめ、『劇場版 空の境界』や『活撃 刀剣乱舞』といった人気作で知られるufotable。4月からはTVアニメ『鬼滅の刃』の放送を予定しており、29日からは総集編である劇場版『鬼滅の刃 兄妹の絆』の上映も控えている。

「週刊文春デジタル」の取材によれば、東京国税局による“ガサ入れ調査”が行われたのは、高円寺と徳島のufotable Café、そしてアニメ制作を行っている下井草の東京スタジオ。今回の脱税疑惑はアニメ制作費の水増しといったものではなく、カフェで販売されているアニメ関連グッズの所得隠しに対するものだという。

 ufotableはアニメ関連グッズの制作・販売なども手がけているが、「在庫数や販売数の管理は杜撰で、いくつかの店舗では、売り上げた現金を会社の銀行口座に入金するのではなく、社長自らが現金の束を回収するという悪質な所得隠しとも考えられる会計処理をしていた」と、「週刊文春デジタル」は報じている。

 また、関係者によれば、アニメ制作プロデューサーの近藤光氏(代表取締役社長)は当局に対して容疑を認めているという。

 人気アニメ制作会社であるufotableのまさかの疑惑にネットでは「ufo脱税疑惑とかマジか」「クオリティ高くて良い作品作ってるから残念」といった驚きの声、そして「鬼滅大丈夫なの!?」「Fate劇場版3章どうなるねん!!」といった、ufotable作品の今後を不安視する声が多数上がっている。

 その一方、ufotableでは物販の対応について以前から批判の声が上がっていたため、今回の報道で「責任者入れ替えで経営方針変えて欲しい」「脱税に関しては物販の評判が結構悪かったからそこまで驚かない」「イベント物販に関しては全くもって擁護できるところがない」という声も見られる。

 ufotableや作品がどうなるのか。これからの動向に注目が集まる。

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング