2019年春アニメの本数が激減――深夜アニメの終わりが始まっていた

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Photo by hobvias sudoneighm from Flickr

 次々と人気のマンガやラノベがアニメ化される時代ももう終わりか。2019年春から放送される深夜アニメの数が減少することが明らかになっている。

 昨年は約40本が放送された春期の深夜アニメだが、今年は30本程度となる予定。これを「激減」だとして深刻に捉える意見も多い。

 アニメが減少した理由にも、さまざまな意見が寄せられている。ひとつは原作の枯渇。つまり、あまりにも多数の深夜アニメが制作されるようになったことから、アニメ化をしようにもめぼしい作品が見当たらないという状況になっているというものだ。さらにアニメーターの待遇改善の動きが影響し、無理なスケジュールでの制作が困難になり、制作本数が限られてしまったのではという指摘もある。

 制作本数の減少理由として、制作サイドの抱える問題があるのは当然である。これまでも指摘されてきたように、生きるための最低限の収入を得ることすら困難であることが幾度もネットで話題になり、メディアでも報じられている。そのため、必要な人材を確保することも困難になっている。大学・専門学校などでもアニメの技術を指導するところは、いくつもあるが、スキルの高い人材はよりましな待遇を求めてゲーム業界を選択するほうが多いという。

 だが、より問題なのは原作の枯渇のほうだとされている。

「マンガ・ラノベともに、なにかと異世界であるとか“類書がウケているから、うちもこのネタ”という感じで、似たり寄ったりの作品が増加しているのは、ご存じの通りです。確かに原作は売れているのですが、これがアニメになるとどうでしょう。タダで観ることがでくるテレビ放送の時には観てくれるかもしれませんが、円盤になると売れない。グッズも、あらゆるアニメがグッズを制作していますから、思ったほど売れませんしね」(編集者)

 話題になったら、次はアニメか。かくては革新的だったメディアミックスもルーティーンワークになって滅亡寸前というわけか。
(文=是枝 了以)

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