物語探索その30

映画『翔んで埼玉』GACKTと二階堂ふみの再現度高すぎ!拍手喝采の爆笑必至!邦画史上最大の茶番劇につまったローカル愛!

 あー、面白かった! と思って映画館を出るのって超幸せですよね。考えさせられた、感動した、怖かった、ワクワクした……映画館を出るときは色んな感情が胸に渦巻いているんですけど『劇場版 翔んで埼玉』は、ひたすらに「あー、面白かった!」 と言葉が出てしまう映画でした。

 そう、観て来たんです! 

 今回は現在大ヒット上映中の映画『翔んで埼玉』をレビューします!

 以下、あらすじです。

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 かつて東京都民からひどい迫害を受けた埼玉県民は、身を潜めてひっそりと暮らしていた。東京都知事の息子で、東京のトップ高校である白鵬堂学院の生徒会長を務める壇ノ浦百美は、ある日、アメリカ帰りで容姿端麗な謎の転校生・麻実麗と出会う。百美は麻実に淡い恋心を抱き、互いに惹かれあっていく。しかし、麻実が埼玉県出身であったという衝撃の事実を百美が知ってしまい、2人は東京と埼玉の県境で引き裂かれることとなってしまうが……。
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 導入部分から、客席から「クスクス」という笑い声が聴こえてくる。それ以降はメインキャラが出ては笑いが起き、誰かが台詞を発する度に笑いが起き、シーンが変わるごとに笑いが起きる。そう、この映画を観ている間、気付くとずっと笑ってしまっているのだ。

 映画公式が“邦画史上最大の茶番劇”と謳っているだけに、ものすごく大真面目な茶番を繰り広げられているんだけど、そのふり幅が大きいとこちらは笑うということしかできないのだ。

 現実離れしたビジュアルが、その茶番劇に説得力を持たせているのも大きいと思う。世の中に漫画原作の映画は多々あれど、その世界観を表現しきれず散って行ったのを私たちは知っている。日本人が金髪キャラをやると浮く。ファンタジー系や異世界ものが大体爆死していく姿を数多く観てきた。

 だけどこの『翔んで埼玉』は、メインキャラ2人のビジュアルの再現度がかなり高い。GACKTさん演じる麻実麗と、二階堂ふみさん演じる壇ノ浦百美の麗しいこと……。まじでGACKTさん美しすぎてびっくり。幾つかサービスシーン的な部分があるのですが、本当にサービスが過ぎて心配になるくらい。あのピーナッツのとこ……。

 そして普通なら蛇足でしかない映画オリジナルパートも、物語が進むうえで面白く、また分かりやすく作用していると感じられた。『埼玉』や『群馬』『千葉』という慣れ親しんだ地名が、面影を残しながら大きくデフォルメされファンタジーな秘境に脚色されて映像になるのも【茶番劇】に適していて最高に面白かった。

 関東近県、ディスりの標的になる埼玉、千葉、群馬の人はローカルネタもちょこちょこと画面の中に見つけることができるのも、映画を楽しむポイントのひとつ。現代パートで山田うどんや十万石饅頭がチラチラしたときは「あ!」と顔がにやけるし、会話の中などにも「あるある」が散りばめられている。 

 ディスられている! というとネガティブなイメージが付きそうだが、この映画のエンディングで流れるはなわさんが歌う「埼玉の歌」の一番最後の歌詞がこのディスりというか、この映画全体から感じられる埼玉への気持ちが全部詰まって終わるので、めちゃくちゃ気持ちよく映画を観終えることができた。本当にこの映画見終わったみんながこの気持ちになっているという、会心のひと言だ。 

 私が劇場で観た際に、歌が終わった瞬間に客席から拍手が起こってたから、本当に心がひとつになった感が凄かった。

 最初は話題性だけで大コケするのでは? なんてちょっと思っていたのだが、どこまでも満足度の高い最高のエンタメ映画だった。

 頭をからっぽにして、今まで知らなかった埼玉の(関東近県も)新たな魅力、忘れかけていた魅力、隠れた魅力が見つかると思う。

 劇場で、たくさんの人と一緒に笑い合うのってめっちゃいい! 新所沢のパルコでもう一回見ようかな。みんな、ぜひ埼玉に遊びに来てね!(何もないけど……)

翔んで埼玉

翔んで埼玉

劇場版は新たな歴史を作りましたね

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