『ドラえもん』の声優変更から14年。いま、のぶ代ドラえもんを子供たちはどう見る?

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『映画ドラえもん のび太の月面探査記』公式サイトより

 今年も春休みの子供たちの楽しみである、大長編ドラえもんの季節がやってきた。最新作『映画ドラえもん のび太の月面探査記』は、直木賞作家・辻村深月が脚本を担当したことでも話題になっている。

 ドラえもんの声を担当しているのは、もちろん水田わさび。気がつけば、ドラえもんの声が大山のぶ代から水田へと変わって14年目を迎えている。

 2005年に実施されたリニューアルに視聴者は違和感を隠せなかった。キャラクターデザインの変更は、まだいい。声優の総入れ替えとオープニングの変更は、それまで25年の長きにわたってアニメに親しんできた人々を困惑させた。その違和感ゆえに「すぐにアニメは終わってしまうのではないか」と落胆する人々や「いっそ、もう最終回でよかったのではないか」とまで話す人もいた。

 しかし、どうだろう。『ドラえもん』は今も子供に大人気のキャラクターとして、TVアニメも継続している。新たに練られたシナリオによって、のぶ代の声原理主義者までもが興味を持たずにはいられない作品になっているのだ。

 だが、こうなると気になるのは現代の子供たちに、”のぶ代ドラえもん”がどう受け入れられているのかということ。ある小学校教師に聞いてみたところ、こんな答えが。

「あまり触れる機会がないですが、見たことのある子供には、文字通り“昔のドラえもん”として、受け入れられていますよ。悪い大人のように、細かいことには拘らずに楽しんでいるようです」

「悪い大人」とは、ある意味辛辣な言葉。「初代ドラえもんの声は……」といった時に「富田耕生だよ!」というような大人になっては、いけないなよね? やっぱり。
(文=大居 候)

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