日本のヲタ・カルチャーにハマりにハマっている海外メタル・ミュージシャンにインタビューを行ない、深い偏愛とコダワリに満ち溢れた思いの丈をガッツリ語ってもらう新コーナーの第2弾!
今回はイタリアのメロディック・メタル・バンド、TRICK OR TREATが登場だ。以前から『アナと雪の女王』の「Let It Go」カヴァーなどをYouTubeに上げていた彼等は、’16年12月の初来日公演でも、その“レリゴー”に加えて、『聖闘士星矢』の「ペガサス幻想」をプレイするなど、ファンの間ではアニヲタ・バンドとして密かに注目を集めていた。そんな彼等が昨年10月、アニソン・カヴァー集『RE-ANIMATED』をリリース! 世界各国の新旧アニメが取り上げられる中、やはり目立つのは日本の作品で、『デビルマン』や『鋼鉄ジーグ』といった古典から、『メタルファイト ベイブレード 爆』などの近作までなかなかに幅広い。ただ、その多くがイタリアでの放映時の現地オリジナル曲で、我々日本人には馴染みのない曲が殆どなのもちょっと面白かったり。また、全曲にゲスト・シンガーが迎えられ、バンドのヴォーカル、アレッサンドロ・コンティとデュエットしているのも特筆点だ。
では早速、『RE-ANIMATED』にまつわるモロモロ、そして日本のアニメへの熱き思いを、アレッサンドロにガッツリ語ってもらおう!!
──日本では昨年秋に発売されたアニソン・カヴァー集『RE-ANIMATED』ですが、本国ではもっと早くに、クラウドファンディングでリリースに到ったそうですね? アルバムに対するファンからの反応はいかがですか?
アレッサンドロ・コンティ(以下、アレッサンドロ):反応は凄くイイよ! 元々、このアルバムはイタリア本国だけでリリースしようと思っていたんだけど、他の国々からも良い反応が得られてね。それで、日本でもリリースされることになったんだ。
──収録曲はどのようにして選びましたか?
アレッサンドロ:『RE-ANIMATED』に収録されているアニメは、どれもイタリアで凄く人気のある作品だ。だから、みんなが知っている曲ばかりだよ。’80年代や’90年代にまだ子供だった頃、毎日みんなTVで観ていたからね。
──新旧様々なアニメがセレクトされていますが、意外に思ったのが、アメリカの作品『Jem And The Holograms』です。これってティーンの女の子向けですよね?
アレッサンドロ:うん。そうだけど、イタリアでも凄く人気があったんだよ。
──興味深いのは、その多くがイタリア語詞による現地オリジナル楽曲だという点です。殆どが日本版とは全く違う曲なのはご存知でしたか?
アレッサンドロ:うん、知っていたよ。中には、俺達が聴いても「ちょっとヘンだな…」と思う曲もあるんだ(笑)。イタリアで放映されるにあたり、現地のマーケットに合わせて新たな主題歌が制作されることが多々あるようだけど、その中には名曲も少なくない。このアルバムには、日本の素晴らしい文化に対する賛辞と同時にと共に、僕達の子供時代に向けての思いも込められている。でも、きっと日本人の多くは、ヨーロッパの子供達が日本のアニメで育ったという事実をあまりよく知らないんじゃないかな?
『RE-ANIMATED』(TRICK OR TREAT)に込められた日本アニメに対するイタリアからの回答!アレッサンドロ・コンティが熱く語る!!のページです。おたぽるは、人気連載、アニメ、アニソン、その他、音楽、鋼鉄ジーグ、世界で愛される日本のオタ文化、ふしぎの海のナディア、鎧伝サムライトルーパー、Rakshasa、メタル、皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ、シティーハンター、デビルマン、バットマン、ポケットモンスター、アナと雪の女王、聖闘士星矢、ドラゴンボール、北斗の拳の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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