「Rightfully」(Mili)しなやかなボーカルが荘厳で神々しい!宗教音楽的でもあり現代音楽っぽくもある世界基準の音楽集団の名曲!!

 7度目まして、ひよっこライターのぬぬこです。

 今回レビューするアニソンは2018年12月5日発売、Miliの「Rightfully」です。Mili(ミリー)は世界基準の音楽制作集団で、複数人のアーティストによって構成されています。

 英語、中国語、日本語の3ヶ国語を操る、見目麗しいボーカリストのmomocashewと、自身のレーベルのディレクターも務めるギターのYamato Kasai、ベースのYukihito Mitomo、ドラムのShoto Yoshida、Miliにはこの4人以外にもメンバーがいます。ファッションブランド「エイムノウ」のオーナーであり、デザイナーでもあるスタイリストのAme Yamaguchiと、イラストレーターのAO FUJIMORIの総勢6人です。

 今作の「Rightfully」は2012年から活動しているMiliにとって、初めてのシングルです。
「Rightfully」は現在放送中のTVアニメ『ゴブリンスレイヤー』のオープニングテーマに抜擢されています。『ゴブリンスレイヤー』については、筆者が以前レビューした、銀の祈誓(そらる)のレビューで触れているので、ぜひお読みになってくださいね。

 Yamato Kasaiが自身の曲をカバーしていたmomocashewに声をかけて始まったというMili、レビューにあたり「Rightfully」を聴き、筆者も確かにmomocashewは幻想的で魅力あるボーカリストだと感じました。

 今作の「Rightfully」を聴いて、まず抱いた感想は細くしなやかなボーカルだということです。繊細なだけでなく、なにものにも調和するような、そのしなやかさに魅入られました。幼い妹や弟たちに子守唄を歌い寝かしつける優しい少女のような声でもあり、数多の舞台をこなしてきた大女優のような声でもあります。その2面性を緩急の激しいこの曲で余すことなく発揮しており、何度でもその魅力に触れたくなる仕上がりです。

 筆者はキリスト教系の学校、ミッションスクール出身なのですが、「Rightfully」に神に捧げるためにつくられたような荘厳さを感じました。前述したmomocashewの幻想的な歌声もそうですが、シンバルは賛美歌を演奏するハンドベルのような神聖な響きです。聖歌や賛美歌の宗教音楽を思わせる雰囲気を持っていますが、オルガンや伝統的な楽器を使っているのではありません。打ち込みなど本来なら交わることのないものを組み合わせ表現することでそう感じさせるMiliには今後の音楽的な広がりを期待せざる得ません。

 世界基準の音楽制作集団Miliのますますの活躍が楽しみですね。

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