華山みおの物語探索その23

『中学聖日記』(かわかみじゅんこ)ドラマ最終回に向けて原作を一気読み!改めて感じさせられた恋の“ままならなさ”と“もどかしさ”……

 なんだかお久しぶりな気がするこの連載。

 今回は、5巻発売目前! ドラマも最終回目前! な『中学聖日記』をレビューします。

 以下、あらすじです。

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「ぼく、先生のこと、すきになっちゃいました」 黒岩晶(くろいわあきら)、14歳。“恋心”を未だ知らずの中学3年生。ここ最近、彼が目で追ってしまうのは、新担任・末永聖(すえながひじり)、25歳。清純な雰囲気の女教師で、遠恋中の婚約者がいるという噂。彼女といると、他の誰にも感じたことのない感情が沸き上がる黒岩少年は、それが恋だとも分からずに何度も彼女を傷つけてしまう。そして夏。聖への気持ちに自覚が芽生えた頃、2人にとって運命の夏休みが始まる――。 恋の仕方も知らないで、婚約者がいる先生に恋してしまった。じれったいほどにときめく、11歳差の純情ラブストーリー。
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 最終回を目前に控えたこのタイミングで原作を既刊分(現時点で4巻まで)を読んで、ドラマ見ていなかったことをひどく後悔しました。

 ドラマの1話を見逃がすと途中から観れない病を患っているばっかりに( ;∀;) 1話逃すと観るきっかけを失うんですよね。

 なんとなく“教師と生徒の禁断の恋”というと、頭に浮かぶのが付き合い出してから障害の多さに苦しむふたり、みたいな不倫系の物語と少し似通う展開になるイメージを持っていた私。たぶんそれは昔やってた『魔女の条件』っていう滝沢秀明さんと松嶋菜々子さんのドラマの印象が強いからです。

 だけどこの『中学聖日記』は恋が始まりません。いや、始まっているんだけど全然進展しない。お互いの恋心がはっきりとしてきて進展するか?! と思いきや、“恋愛”への発展に至らないのです。

 発展に至らないどころか遠ざかります。

 もどかしい!! でもそのもどかしさ、それが変にドラマチックになりすぎず、人生ってこんな感じだよね。うまくいかないよね。ままならないよね。だから悩むんだよね。……と思わせられます。

 マンガをはじめとした物語って、慣れるとドラマチックな展開、起承転結が来るものだと思ってしまいますが、そんなきれいに物事って終結しないし、すっきりしないまま先に進まざるを得ないことがたくさんありますよね。

 全編通してこの物語は、そういったそれぞれのままならなさが描かれています。

 主人公の晶は、流行に疎くて世間知らずで、イケメンで独特な雰囲気を持っています。だけど、初めての感情に戸惑って自分でも自分の言動がわからなくなる様、素直な様がとても良いのです。周りの人間が放っておけなくなるのがすごく分かります。

中学聖日記

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