ちゃんみお道中膝栗毛~第9歩

催眠術師が身近にいて超ビックリ!実際にかけてもらってきたよ!本当にかかるのか……結果はいかに!?

2018.12.11

漆原正貴(左)・華山みお(右)

 TVで見ていて体験してみたいな、って思った企画は数知れず……。ゲッターズ飯田さんに占ってもらいたいとか、食わず嫌い出たいとか、ビストロSMAPで何を注文するか悩んだりとか、どっきりに仕掛けられたらどうしようって警戒したりとか、催眠術かかってみたいな、とかありますよね。

 大半はその番組に出演する権利を持たねば体験できないことばかり。そう、体験できないものばかりのはずだったんです。

 でも……。

 あれは9月の頭。いつものおたぽるスタッフさんと、某出版社の方、某会社でお世話になっている方々とみんなでご飯を食べていたその時、突然某出版社の方が言いました。

「ぼく、さっき催眠かけてきたんですけど…」
「え?」
「あ、ぼく催眠やってて」
「え?」
「催眠かけられるんですよ」
「催眠術師なんですか!?」
「そうです」

見た目はいたって普通の漆原さん。

 いたよ! 知り合いに催眠術師いたよ! すごい普通の格好していたよ! こんな身近に! そんなわけで、今回はこの某出版社にお勤めの催眠術師、漆原正貴さんに憧れの催眠をかけてもらいます! 催眠にかかるってどんな感じ? 本当にかかるの?! を体験してみます!

 都内某所。おたぽるの担当さんより「催眠被験者3人くらいでやるよ~」と伺っていた企画なのですが、現地に到着してみると……。多い!!! 今回おたぽる編集部の皆さんが催眠術に興味津々で集まって来たそうです(笑)

 まずはあいさつ代わりに漆原さんのもうひとつの特技、トランプでのマジックからスタート! その場にいる人間が皆「スゲー!!」しか言わなくなるくらい、漆原さんのトランプさばきがすごい。なんでも漆原さんは、催眠に出会うよりも15年近く前から、独学でマジックを勉強していたそうです。年季が入った技術なので、何をしている全く分からない。なんで私が選んだカードが分かるの……!?

 見せていただいたマジックのほとんどが心理誘導(ミスディレクション)という技術を使ったもの。メンタリストの技術に近いものだそうです。

華山:私は映画とかの影響でついつい手品と催眠とメンタリズムがごっちゃになってしまうんですけど、明確な違いってどういうことなんですか?

漆原:全然違いますよ。催眠っていうのは相手にとにかく集中させる技術です。例えば手が固まるっていう催眠をかけるとしたら、その状態になってもらうために、他のことは気にしないでいいですよ、って余計なことを考えなくてすむように誘導するんですね。全力で集中してもらうんです。

 手品の場合は、逆に意識を逸らす技術がよく使われますね。ミスディレクションといって、別のことで気を逸らす、どこか別の一点に意識を集中させて皆の意識をそこに向かせるよう設計するんです。

 ただ、マジックはもっと総合的なテクニックとして見せるので、心理的な誘導だけに頼ってはいません。指先の技術や、道具の仕掛けなど、使えるものはなんでも使います。一方で催眠は、基本的に相手に集中させる技術がほとんどと言ってよいでしょう。そのために、相手との信頼関係を築くための技術なども発展してきました。

 メンタリズムっていうのは、ある種のマジックの見せ方を変えたエンターテイメントとも言えますね。催眠が入っているものや、心理誘導みたいなことをやっている場合もある。本当に色んなことをやっていかにもこう、人の心理を読めたり、コントロール出来たりするかのように見せるパフォーマンスなんです。

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング