「とんかつ冨貴」の店舗も解体されて……ホテル増え、観光地となっていく“秋葉原の変貌”

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 オタクの街としてにぎわう秋葉原。その一方で、再開発も急ピッチで進んでいる。かつての電気街は、いまや完全に別の街になろうとしている。

 先日話題になったのは、2016年に惜しまれつつも閉店した「とんかつ冨貴」の店舗の解体だ。秋葉原の中でも老舗だった同店の閉店は、その変化を示す事件であった。

 隣接する、 こちらも長く秋葉原の風景だったアウトドア用品店「ニッピン」も閉店し、一帯は新たにビルが建設されるという。

 跡地はどうなるのかまだ明らかにされていないが、大方の予想ではホテルになるのではないかという。

 外国人観光客も押し寄せる秋葉原では、今年に入ってから、5軒あまりのホテルがオープンしている。

「訪日外国人の増加を受けて、日本全国でホテルの新規開業ラッシュは続いています。一時よりは落ち着いているとはいえ、宿泊料金は高騰している状況ですから、まだまだホテルの新規開業は続くでしょう。とりわけ、滞在型の観光の需要が伸びている中、世界でも類のないオタクの街であり、交通の便もよい秋葉原は、訪日外国人相手のホテルには、格好の地域といえますからね」(業界誌関係者)

 法規制の結果、数が減ったとはいえ、秋葉原周辺では民泊も増加している。そして、その料金も平均で1泊1万円が相場と、かなり高額。

 東京全体で見ると、ホテルの開業数そのものは、数年前のラッシュ時に比べると鈍化している。バブル的な状況を見て、ホテル業界では、部屋数の増加を抑制する動きに入っているようだ。ただ、秋葉原に限っていえば、まだまだホテルの需要はいくらでもあるということらしい。

 今後は、 オタク文化を軸として、関連商業施設やホテルが立ち並ぶ一大観光地となっていく秋葉原。東京五輪を見据えて、街はどのように変貌していくのだろうか?

(文=ピーラー・ホラ)

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