Vtuber・電脳少女シロ所属の「アップランド」が話題の“告発マンガ”に対して声明を発表 「著しく企業イメージを傷つけられた」

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「VR LIVE」オーディションページより

 とある人気企業のVtuber(バーチャルYouTuber)に内定し、企業側の指示で所属事務所を辞めたにもかかわらず、契約を交わす前に連絡が途絶えた――という声優の告発漫画がTwitterに投稿され、ネットで話題を集めている。

 告発マンガで描かれているのは、「四天王のクロ」で知られる「ゲップランド」という会社。マンガに登場する女性声優はVtuberのオーディションを通過したという知人声優の誘いで、「夏休み頃」にクロのライバルとして3Dデビューする予定だったという。8月中旬には、ゲップランドの社長から「9月にデビューするんで 今いる事務所はやめてください」と言われたと綴られている。

 2人は悩んだ末、声優ではなくVtuberの道を選ぶことにしたが、それからゲップランドからの連絡が滞るようになり、10月には「まだ契約してないからお互いフラット」「まだフラットなので他社のVtuberオーディション受けていいよ」と対応されたという。そんな中、ゲップランドは新たなVtuberオーディション開催を発表。そのことを問い合わせてみるも、連絡がつかないままだという。

 告発マンガは問題の会社を「ゲップランド」いう架空の社名にしているが、言わずもがな「電脳少女シロ」などで知られるVtuberプロダクション「.Live」を運営するアップランドのことを指していると推測できる。アップランドは11月9日に第2回となるVtuberオーディションの開催を発表したばかりだった。

 Vtuber界の闇を描いたとも言えるこの告発マンガは、19日に公開されるとネットで大きな話題に。すると翌20日、アップランド側も「.Live」の公式Twitter上で釈明文を公開する流れに。


 釈明文では、「こちらが条件確定前に事務所を辞めることの強制は一切しておりません」と明言。これまでに約2時間の打ち合わせを合計6回行ったというが、打ち合わせの度に「条件合意がされればお二人にはやっていただくのは決定です。逆に条件合意されるまでは自由なのでお店(※)をやめる等のことはしなくても大丈夫です」(※2人は声優を売りにする飲食店で働いていた)と再三伝えてきたという。

 その後、声優側から明確な返事を聞きたいという連絡があったが、声優2人の希望条件とやりとりの過程の状況により、すぐに判断ができないと声優に謝罪。その際に「契約書を交わすまでは以前からお話しましたとおりお互いフラットな状況ですので、お二人から最終的にお断りすることも、こちらから最終的にお断りすることも可能です」と話したという。

 アップランドは条件合意などに時間がかかったことで、声優2人を不安にさせてしまったことについては十分理解しており、そのことについては再度謝罪する予定だという。ただ、件のマンガについては「明らかに悪意がある漫画が何者かによって描かれ拡散されたことに憤りを感じております」と怒りを露わにしており、「弊社としても著しく企業イメージを傷つけられたと思っております。これに関して弁護士と相談の上対応していきたいと思っております」としている。

 告発マンガの内容とアップランド側の主張はかなり食い違いが生じているが、アップランド側は「こちらの悪かった点はお二人に謝罪しようと思っておりますが、今回のようなケースで企業が炎上を恐れて泣き寝入りをするようなことがないように、一方的な相手の言い分だけでなく、企業側の言い分もしっかり伝えていけたらと思っております」としている。

 この騒動がどんな終着点を迎えるのか、今後も動向に注目したい。

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