『ポケットモンスター サン＆ムーン』エーテルパラダイス回が大盛り上がり！　再会祭りかと思いきやまさかのトトロオチ？

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　アニメ『ポケットモンスター サン＆ムーン』（テレビ東京系）で「ロケット団とヌイコグマ！」が11月11日に放送された。この日はサトシたちが久々にエーテルパラダイスに。さまざまな再会を見ることができる放送回となっていた。

　ポケモンの保護施設であるエーテルパラダイス。この日、サトシたちはバーネット博士が忘れたお弁当を出張先のエーテルパラダイスに届けることに。そこに現れたのはリーリエ。ルザミーネがマナーロ祭りの際の出来事を報告してほしいとのことで、グッドタイミングでエーテルパラダイスに向かうことになった。

　しかし、エーテルパラダイスで待ち受けていたのはなんとロケット団。ロケット団は以前バイトとしてエーテルパラダイスに潜入し一波乱起こしたこともあったが、この日もまたエーテルパラダイスのバイトとして侵入。サカキにエーテルパラダイスのすべてのポケモンを献上しようと企んでいた。

　作中ではマイクを持った“あのプリン”も登場。ジジーロンに歌を披露するものの眠られてしまい、怒って落書きをするといういつものパターンを披露していた。また、17年10月19日に放送された第46話『変身メタモン、探すんだモン！』で登場したあの脱走メタモンも再登場。顔だけ雑ないつもの変身を披露したものの、いまではすっかり成長し、無茶なことはしなくなったとのこと。

　そんな中、計画実行を待つロケット団・ムサシの後ろにトコトコとついてきたのはなぜかヌイコグマ。コジロウいわく、「もしかしてムサシにゲットされたいんじゃ……」ということでムサシがモンスターボールを投げてみるも捕まえることはできず。ロケット団が戸惑っている一方、ヌイコグマがいなくなったことを知ったサトシたちは館内を捜索することに。捜索されていることを知ったロケット団は自分たちが疑われるのを恐れ逃げようとするも、なぜかヌイコグマはムサシの髪にくっついて離れないという展開に。そうこうしているうちにサトシに見つかり、ロケット団はなぜか逃げてしまう。

　視聴者からは「普通に返せばいいのに！」「なぜ逃げる？」といったツッコミが入っていたが、自分たちでもそれに気づいたようで、追い詰められたロケット団とニャースは絶望。「正義の悪としての習慣から、つい逃げる道を選んでしまったニャ……」と言うも時すでに遅し。バイトの格好を脱ぎ捨て、徹底抗戦の構えを見せたところで建物を突き破りやってきたのは――、あのキテルグマ！　なんとこのキテルグマ、ヌイコグマの親だったそうで、ここでも偶然感動の再会を果たすことになった。

　絶望しているロケット団をよそに、サトシやエーテルパラダイスのみんなもヌイコグマに別れを告げると、キテルグマはヌイコグマとロケット団をまるでトトロ（！）のように抱きしめ、ヘリコプターのプロペラ部分を盗み、空を飛んで海を渡って森に帰って行き、サトシたちはどこかしんみりとしたのだった――。

　このトトロを思わせるまさかのオチにネットからは「ヌイコプターやばい！」「キテルグマがまさか空を飛べるとは…」「感動オチじゃなかったのか!?」といった声が殺到。感動の再会連発も最後はギャグで終わってしまう、『アニポケ』の真骨頂が表されていた。

（福田マリ／ライター）