Innocent Material『Fragments of Memories』リリースインタビュー！Manamiのボーカリストとしての高い才能を示す至極の１枚！！

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Manami

──そもそも、EP制作時のメンツはどのようにして集められたのでしょうか？

Manami：私が以前、サポート・ヴォーカルを務めたDragon Guardianのライヴで、CROSS VEINと対バンをしたことがあって、その時の打ち上げでMASUMIさんと音楽の話で盛り上がり、「機会があれば、何か一緒にやりたいですね」なんて話をしていたんです。

　その後、私がゲームのエンディングを歌唱することが決まり、楽曲はアニソン等が好きなこともあって、彼に書いて欲しいと思い、お願いしました。 その時の曲が1st EPに入っている「My Little Stars」なんですけど、「この曲を入れてCDを作ろう！」という話になって、打ち込みではなく、「生ドラムにしたい」とMASUMIさんに話したら、Act.さんを紹介してもらったんです。そして、「ベーシストを探している」と言ったら、Act.さんからTsuiさんを紹介してもらって…みたいな感じで、光の速さで（笑）集まったメンツでした。

──収録曲の中からアルバム・タイトルを『Fragments of Memories』にした理
由は？

Manami：タイトルの『Fragments of Memories』は、実は収録曲の名前から取ったんじゃないんです。Innocent Materialでは全て私が作詞しているんですけど、今回は全体的に“出会いと別れ”がテーマになっている曲が多くて。出会いも別れも、生きている限り、人はみんなたくさん経験すると思うんですけど、いつかはその記憶も薄れて、曖昧になってしまうことが多いと思うんです。

　どんなに素敵な思い出も、全て憶えていられることはなく、記憶はいつか“記憶のかけら”に変わってしまうのかな…なんて思って。なので、それを英訳して『Fragments of Memories』にしました。曲名の方の「Fragments of Memories」は、タイトル・トラックが欲しかったからそうなっただけで──後付けなんです。

──『Fragments of Memories』には、激しいメタルからキャッチーでメロディアスな曲、ジャジーな大人曲まで、かなり多彩なスタイルが散りばめられていますが、これは意図的に？ それとも、事前に何も決めず、どんどん曲を書いていったら、たまたま色々なスタイルがあった…だけでしょうか？

Manami：Innocent MaterialでCDを出したのは、今回を除いてEP（『everlasting rain』）だけなんですけど、そのEPには結構色々なスタイルがあったので、EPを既に持っている方からすると、Innocent Materialってわりとヴァラエティ豊かなイメージがあるんじゃないかと。なので、今回もそのイメージを崩さず、だけどもう少しメタル寄りで作りたいな…って思っていて。

　その事をMASUMIさんに伝えて、曲の案をどんどん出してもらってまとめてみたら、予想していたよりも遥かにヴァラエティに富んだ作品になってしまいました（笑）　もちろん良い意味で…ですよ！

──楽曲スタイルによって、Manamiさんが様々な表情を見せ、ヴォーカルとして大きく飛躍した姿が収められていると感じました。ただ、EP収録曲「My Little Stars」でのアニメっぽい歌い方は、今回は見当たりませんね？ これは単に、今回は合う曲がなかっただけですか？

Manami：そうですね。今回「My Little Stars」のような歌い方の曲がないのは、合う曲がなかったからです。

──ご自身では、どのスタイルも難なく歌えましたか？ 今回、歌うのが大変だった曲、チャレンジだと思った曲はありますか？

Manami：歌い方に関しては、どの曲も難なくコナせたのですが、MASUMIさんの作るヴォーカル・ラインは、私の得意でない音の流れがちょこちょこあって、比較的歌い慣れるまでに時間がかかることが多いかもしれません。リズム面でも、個人的に結構難しい曲があったりするんです。今回だと、アルバム５曲目に収録されている「With You」のサビ終わりのところは難しかったです。

　あと、４曲目の「Acid ～Until the End of Time～」と８曲目の「The Final Count Down」にはラップ調ちっくな部分があって、そういうのにチャレンジするのが初めてだったので、結構苦戦しました。

 
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