華山:棚橋選手のお芝居、良かったですよね。
板橋:いやそれ以上に、田口隆祐でしょ。ギンバエマスク。
華山:あ!!! ギンバエマスク!! めっちゃくちゃ良かったです!
板橋:田口選手だけはぼくがブッキングしました。なんとなくはまるんじゃないかなと思っていたんですよ。そうしたら期待以上に良かったです。
監督からも「もう、これで次仕事来ますよ」って評価されていました。木村さんも、彼が役者ではなくプロレスラーと知って、役者になることを勧めたくらいですからね。
華山:一般的に原作者の方が役者のブッキングをしたり、映画に深く関わったりってことあるんですか?
板橋:普通はないかと思いますよ。今回の田口選手は特別です。その他の役者はアミューズですし、寺田心君を含め、みんなオーディションで選んでいただいたのかと思います。
あ、でもね、大泉洋さんって特別出演っていうかたちになっているじゃないですか。あれはプロデューサーのひとりが、かつて彼のマネージャーだったんですよ。だから出演につながったんです。
脚本とかにも基本的に口を挟んだりはしませんが、ぼくはすごいプロレスのファンなんで、ファンとして“ありえない”と感じる箇所には少し意見を言わせてもらったりはしました。色々な事情で直せなかった部分は、今回ノベライズも書かせてもらっているんで、そっちに反映させたりしました。
華山:プロレスファンとしてあり得ない部分っていうのは具体的にはどんな部分ですか?
板橋:作中で、ゴキブリマスクが勝手にマスクを脱いだら社長が控室でめちゃめちゃ怒って「お前なんかクビだ」っていうシーンがあるんです。でもプロレス団体の社長はそんなこと言わないですよ。客受けが良かったら、社長は絶対に大喜びしますって。
華山:撮影を見学しに行かれたりはしたんですか?
板橋:行きましたよ。ぼく実はエキストラで出ているんです。けっこう大きく映っているのでぜひ探してみてください。
華山:板橋先生の映画内でのお気に入りのシーンはどこですか?
板橋:やっぱりギンバエが出ているシーンかなぁ……。本当に良いんだよね。棚橋選手の朴訥な演技もいいんだけど……。
華山:試合のシーンはプロレスのリアルさに目が行きますが、お芝居の部分でもギンバエは安定していましたよね。ギンバエの口論シーンとか、すごく良いシーンでした。
ところで絵本の出版から映画化までの間、結構時間が経っていますが、その期間にどんなことがあって映画化という運びになったんでしょうか?
『パパはわるものチャンピオン』実写化記念・板橋雅弘インタビュー!「最後まで本としての形が残るのって絵本じゃないかなと思っていたんです」のページです。おたぽるは、声優、インタビュー、アイドル&声優、書籍、ホビー、その他、プロレス・格闘技、棚橋弘至、板橋雅弘、田口隆祐、プロレスリングZERO1、寺田心、パパはわるものチャンピオン、BOYS BE…、物語探索、華山みお、木村佳乃、大泉洋、インタビュー、江戸川乱歩、新日本プロレスの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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