悟空とともに成長した大人が隠せなかった“ドラゴンボールハラスメント”に対する驚きと寂しさ

 LIGに掲載された「『ドラゴンボール』を読んだことのない僕が、先輩に反論するために全巻読了した結果」という記事が炎上に近い扱いで注目を浴びた。

 一見なんてことのない記事タイトルだ。何がそんなにざわつくのだろう。おたぽる編集部でもドラゴンボール世代は多く、興味津々に記事を読み進めてみると、最初の小見出しに登場した見慣れない言葉に強く反応せざるを得なかった。

 「ドラゴンボールハラスメント……!?」

 この記事のライターは『ドラゴンボール』を読んだことがないらしい。それに対して先輩から「コンテンツ制作に携わる人間として、ドラゴンボールを読んだことがないなんてありえない!」(※)と指摘されたことを“ドラゴンボールハラスメント”と受け取り、実際に読んでみたが「やや面白くない」と結論づけていた。批判が目立つ記事内容ではあったが、「ドラゴンボールを全巻読んでみて、当時ドラゴンボールがヒットした理由が少しわかったような気がしました。そして、当時子どもだった先輩方にとって衝撃的で感動的な漫画だったのだろうと感じました」(※)という理解も、一応は示していた。

 この記事について、批判も共感も様々な声がSNSでは上がっているが、内容に納得できる一面はある。

 『ドラゴンボール』が世界的に人気があり、いまだ強い影響力を持ち、莫大な金を動かす日本屈指のスーパーコンテンツであったとしても、作品自体を「面白くない」と感じることは自由だ。『ドラゴンボール』だけではないだろう。その他、『ちびまるこちゃん』、『ドラえもん』、『ワンピース』に『名探偵コナン』など誰もが知っている国民的な作品にだって、読んでみたらつまらなかったと感じる人が、一定数存在するかもしれない(実際に会ったことはないが)。なぜならそれは、個人の感想であり、興味のない人に「面白いものだ」と強制することは、何かしらの“ハラスメント”に該当してしまうかもしれない。人の趣味嗜好は人の数だけ存在するのだ。

 しかし、ドラゴンボール世代の率直な意見として、子供の頃(いまでも)大好きだった作品が、あっさりと面白くないとされたことに、驚きと寂しさを隠せない。

(※原文ママ)

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