佐野史郎が語る怪獣映画「怪獣映画は神話」 あの『獣人雪男』についても語った!?

2018.09.25

 俳優の佐野史郎(63)が9月24日放送の『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)にゲスト出演。石橋貴明(56)と共に子供時代にハマった「怪獣映画」について熱く語っていた。

 先日に出演した『ごごナマ』(NHK総合)で、「クトゥルフ神話」や「TRPG」ついて語り、さらにはクトゥルフ神話を元にしたアニメ『這いよれ!ニャル子さん』にも言及し話題を集めた佐野史郎。実は「怪獣」好きであることも有名で、『ゴジラ』シリーズは海外で公開された分も含め、すべて見ているという。また、東宝特撮シリーズについても「いくらお子様向けになっても、全部見ている」そうだ。

 番組は、2人のお気に入りの作品を映像などで振り返りながらトークが繰り広げられた。佐野は『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(1966年)がお気に入りだという石橋に、前作の『フランケンシュタインVS地底怪獣(バラゴン)』(1965年)を名作としてプッシュするなど、次々に怪獣映画の知識を披露。

『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(1967年)に登場するゴジラの息子・ミニラについては、「これを否定するとこれまでのゴジラを全部否定しなきゃいけないような気持ちになって、それに対して僕は……あんまり考えないようにしたんだ」とやや複雑な心境を語り、ネットに「わかりすぎる……」「そうすればよかったのか!」という同意の声が上がることに。

 番組終盤では、怪獣映画について「本当の日本の魂っていうのはなんなんだろうっていう、幕末からの近代国家の日本ではなく、古来脈々とつながる、もっと土着的なものなんじゃないかという思いがあったということが、続けてみるとよく分かる」と熱く語っていた佐野。

 ゴジラは南の島からやってくる竜蛇様、ラドンは八咫烏、モスラはおしら様(蚕の神)、キングギドラはヤマタノオロチ――と、怪獣は神話が元になっているのではないかと説明し、「(怪獣映画は)神話ですよ。怪獣そのものが神様なんだけど、神話体験。僕の魂の祖国っていうのは怪獣たちが住む国にあるね」と熱弁。佐野の語りにネットは「怪獣映画は神話、名言すぎる」「やっぱり佐野さんの怪獣愛は素晴らしい」と盛り上がっていた。

 なお、番組の最後の最後では、差別表現があることで封印されている作品『獣人雪男』(1955年)について「名作」と語っていた佐野。残念ながら放送はここで終わってしまったが、同作について佐野が一体どんな語りをしたのか、大変気になる。

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