『強制女体化戦士あづなの憂鬱 ~男は淫女化、女は淫石化の世界~』 ケバケバでヒラヒラな、バカ女にして下さい!!

 すでに数多くの作品を発表されている「女人化研究所」。この人は、スゴイ才能の持ち主です。

 昔ならば確実に、マニアックすぎる作品ばっかり掲載していたエロマンガ業界の『ガロ』とも呼ばれた月刊誌『フラミンゴ』(三和出版)に掲載されていた作品でしょう。

『フラミンゴ』がなくなって、もう長い年月が流れましたが、あの雑誌がスゴかったのは投稿者の大賞傑作選だけで単行本をつくったこと。そりゃ、商業としては無理だけどオンリーワンな才能が集まってる、とんでもない変態な一冊だったのですよ。そこでしか見たことない、新宿悪夢さんなんて、どうしているんだろうな……。

 この女人化研究所さんは、間違いなく、そのジャンルに位置づけられる変態でしょう。

 メインは女体化。そして、基本のストーリーラインは、ほぼ一緒。究極とも言えるルーティーンなのですが、それが一作ごとにレベルアップしているのです。

 そのルーティーンとは、なにかといえば女体化からの変貌。

 ファンタジーから日常的な世界観まで、ストーリーは様々。そうした中で、主人公が次々と女体に変貌させられていきます。その過程に必ず登場するのが化粧。

 刺青を用いて二度と消えることのない化粧、それもケバケバなのを入れられます。そして、髪の毛はフワフワに広がったパーマー。さらに、ヒラヒラの服。そんな変貌から「あたし……」と、性格も女々しくなり、頭もおバカな女にされるのが、いつもの話なのです。
 
 とにかく、独特のタッチで描かれる少女マンガとは違う、絶妙に狂気と色気を孕んだキラキラの目。そして、どうやって描いてるのかキラキラとヒラヒラな服。もう、作者本人がなりたい女体を、全力で描いているのがわかります。そして「こんな女になってしまった私で興奮して欲しい」という欲望も!!

 もうこれは作品として、儲けようなどという次元にあるものではありません。ただひたすらに、自分の描く理想の人生を歩む女になりたい。そうはなれないとしても、多くの男性たちが、自分の分身で発射してくれたら嬉しい!!
 
 とにかく、昏い欲望や情念が、新作を期待して止まなくさせる希有な作家といえるでしょう。
(文=昼間 たかし)

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