『監禁婚~カンキンコン~』監禁されようが失禁しようが変わらぬ嫁への愛情……サディストの嫁よりも夫に強い変態疑惑のサスペンスホラー

 結婚は人生の墓場だ――。

 こんな格言を一度は目にしたことがあるのではないだろうか。とあるWEBアンケートで「「結婚は人生の墓場」だと思いますか?」と独身・既婚の両方の男性に質問したところ、Yesと答えたのが独身男性で32.2%、既婚男性で22.7%であったという。

 これを多いとみるか少ないとみるかは別として、実際に「結婚=死」のようなマイナスイメージを持っている男性がいることは確かのようだ。

 さて、そんな結婚生活が始まったとたん、文字通り死と隣り合わせのような状態に陥ったある男性の物語がある。近藤しぐれ氏の『監禁婚~カンキンコン~』である。

 読んで字のごとくであるが、以下が公式の紹介文だ。

 【監禁されること】。

 それが穂花が出した結婚の条件だったーーー。

 デザイン会社で勤務する深間優大は、新入社員の西倉穂花に一目惚れ。交際を経て、プロポーズする。

 かくして穂花が出した結婚の条件を二つとも受け入れてしまった優大は、二人の寝室のベッドに拘束、監禁される。

 『食事』、『入浴』、『排泄』、『射精』。

 美人妻に‘男’の全てを‘管理’される、新婚エロティック・サスペンス開幕!!


 監禁というだけで、デスゲームやソリッドシチュエーションスリラーを想起させるが、今作は「目が覚めたら見知らぬ部屋で監禁されていた」ではなく、「結婚したら嫁にガチで監禁された」という状況だ。

 これは夫婦間のムフフなプレイの話ではない。

 夫・優大はギャグボールをくわえさせられ、口周りはよだれでベチョベチョ。ベッドに拘束具でしばりつけられ、手足の自由はない。動かせるのは首だけ。トイレには行かせてもらえず、ベッドで失禁。夫婦間の直接な営みをお預けし、夫のそれをまるでディルドのように扱う嫁・穂花。夫の顔面に放尿したり、極めてサディストだ。

 一方、夫はその状況を苦しんでいるものの、変質者の素養も感じる。

 ひどい仕打ち、下手をすれば命にかかわる状況にもかかわらず嫁に欲情し、乳首を舐めようとしたり隙あらば挿入しようとしたり、自分の置かれた状況を理解できているのか謎なのである。一方で、監禁された状況にキレることも多々ある。しかしすぐに嫁への愛情を捨てきれない感情をあらわにもする。

 嫁への愛情からまぐわいたいのであれば良いのだが、印象として、とにかくやりたいというのが前面に出ている気がし、単に性に貪欲なだけではないだろうかとも思えてしまう。下手すればこれなんてエロゲー?ってな具合だ。

 それにしても、嫁にはかなりのダークサイドが隠されているようだ。1巻最後の「大好きだよ」とつぶやく際の、彼女の表情は殺人鬼のそれである。今月末に発売される第2巻では一体どうなるのか。楽しみだ。
(文=Leoneko)

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『小学生がママでもいいですか?』(ぢたま某)ママが小学生に転生!大人な小学生女児との少し切ないハートフルコメディー物語!の画像2

監禁婚~カンキンコン~ 1
雑誌/レーベル:漫画ゴラク
筆者:近藤しぐれ
出版社:日本文芸社 

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