「漫画村に代わる無料サイト」「漫画タウンの代わりは」のリンク先にあるのは? まだ騒動は終わっていない

0531_mangamura.jpg※イメージ写真

 もうどうなっているんだろうか。

 世間を賑わす海賊版サイト「漫画村」の騒動は終わらない。

 数々の報道や批判を受けて、4月11日にアクセスできない状態となった「漫画村」。すわ、逃亡かと思いきや、まだ同運営は諦めてはいなかった。

 翌12日には、同じ運営実態と思われるサイト「漫画タウン」が登場。公式と見なされているTwitterアカウントでは「漫画村が漫画タウンとして復活したよ」と宣言し「漫画村復活したよ! ありがとうみんな! 批判してた人は絶対に使わないでね」と、さらなる挑発と宣伝を始めたのである。だが、そんな「漫画タウン」も継続されることはなく消滅。

 件のTwitterアカウントは、4月26日にnoteの運営している「出版社へのクリエイター紹介プログラム」を取り上げ「出版社に媚びを売らなくても、描きたいものを描いて、読み手側が評価して、出版する時代。評価者は出版社じゃなくて読み手。実は作家の活躍場所は増えてるんだよ」と、出版社を挑発するかのような言葉を並べた後に、沈黙。

 その後、さらに「漫画村の新たな公式」を謳うTwitterアカウントが登場したり、得体の知れない状況は、なおも継続している。

 さらにカオスを生み出しているのは、漫画村を利用していた人々を巧みに誘導するサイトが次々と登場していること。「漫画村の代わりはここ」だとか「漫画タウンは閉鎖されたが漫画シティーが……」など、さまざまな情報が、検索結果として表示される。

 そうしたサイトにアクセスすると、これまた怪しさが満点だ。タイトルには「漫画村の代わりになるサイト」「漫画タウン」「漫画シティー」などの言葉を用いつつ、そうしたサイトは危険なので、もっと安全なサイトがあると主張する。

 そしてリンク付きで紹介されるのは、スマホで利用できる各種の公式有料電子書籍の配信サービスだ。

 これらのサイト。明らかに「漫画村」や「漫画タウン」といったキーワードで誘導されてきた人々を利用して、アフィリエイトで稼ごうという意図が見て取れる。

「漫画村に代わる無料サイト」「漫画タウンの代わり」などを謳いつつも、リンク先がどこかの公式なのはよしとする。でも、どのサイトも似たような構成になっているのはいったい……?

 漫画村を利用してきた不届きなヤツらを、まだ利用しようとする「闇」が存在しているのは確かなようだ。
(文=特別取材班)

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