参加アーティストの作品を発表する漫画・カルチャー誌 「COZIKI」も創刊

「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターデザインを手掛けた天野喜孝の参加が決定! <古事記をテーマにした漫画とアートの プロジェクト「COZIKIプロジェクト」>

「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターデザインを手掛けた天野喜孝の参加が決定! <古事記をテーマにした漫画とアートの プロジェクト「COZIKIプロジェクト」>の画像1河村康輔氏が制作した手塚治虫氏の名作「火の鳥」とのコラボポスター

 企画会社KIRINZI inc.と出版社ライスプレス(株)は、古事記をテーマにした漫画とアートのプロジェクト「COZIKIプロジェクト」を2018年3月から長崎県・壱岐島を舞台にスタートした。このたび、プロジェクトに参加するアーティストの一部が決定した。また、参加アーティストの作品を発表する冊子として、漫画・カルチャー誌「COZIKI(コジキ)」が2018年9月に創刊される。価格は未定で、基本的には壱岐島限定で発売される。

 「COZIKIプロジェクト」は古事記を新しいアプローチで紐解き、国内外に向けて古事記への興味喚起や古事記の面白さを知るきっかけになることを目的としており、古事記に縁の深い壱岐島を舞台に、壱岐市と協力して取り組むプロジェクトとなっている。

 大きな特長は古事記の物語を紹介するのではなく「古事記をモチーフに、新たな神話を創る」をコンセプトとして、漫画家やアーティストが古事記の物語や登場人物をモチーフにした作品=“新たな神話”を制作し発表することとなる。幅広い世代に知られたベテランから新進気鋭の若手まで様々な漫画家、アーティストやクリエイターの方々に参加してもらい、漫画をはじめアートワーク、写真、イラストなどを制作する予定となっている。

 今回、参加が決定したのは大人気ゲームソフト「ファイナルファンタジー」のキャラクターデザインが話題となり、世界的にも高い評価を得ている日本イラスト界の第一人者・天野喜孝氏(あまの・よしたか)をはじめ、多分野に渡って日本の写真界に独自の地位を築き多くの影響を与えたフォトグラファー・藤代冥砂(ふじしろ・めいさ)、独特な表現技法が話題の人気イラストレーター・下田昌克(しもだ・まさかつ)だ。ジャンルの異なるアーティストが類まれな感性で古事記を読み解き、新しい物語を生み出す。

 また、作品発表の冊子として創刊する漫画・カルチャー誌「COZIKI」の編集長は本プロジェクトのクリエイティブディレクターであり、音楽、ファッション、フードなど幅広いカルチャー誌を手掛けてきたライスプレスの稲田浩が担当。さらに、創刊号の表紙は本プロジェクトのアート・ディレクターであるコラージュアーティストの河村康輔が手掛ける。河村は本プロジェクトの第1弾作品かつリードビジュアルとして、手塚治虫の名作「火の鳥」のコラージュ作品を制作した。

 なお「COZIKIプロジェクト」のスタートにあたりクラウドファンディングが3月23日から開始されている。支援者にはオリジナルグッズや雑誌の創刊号、限定品やイベントへの参加など希少なリターンが用意されている。

<壱岐市と協力してプロジェクトを推進>

 「COZIKIプロジェクト」展開の舞台となる壱岐島は、日本の領海や排他的経済水域を保全する目的で2017年4月に施行した有人国境離島法で指定されている、維持していくべき特定有人国境離島のひとつ。本プロジェクトは古事記に縁ある壱岐島の活性化も目的のひとつとしている。こうしたことから本プロジェクトは壱岐市と連携して進められていく。

参加アーティスト(5月22日時点)

イラストレーター:天野喜孝(あまの・よしたか)

 1952年、静岡県生まれ。竜の子プロダクションの社員時代に「ヤッターマン」「ガッチャマン」「タイムボカン」など数々のヒット作を描く。1987年、ゲームソフト「ファイナルファンタジー」のキャラクターデザインで若い世代の圧倒的支持を獲得。アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど海外での個展も多数開催し、日本イラスト界の第一人者として世界的にも確固たる地位を築いている。これまでに5度の星雲賞受賞をはじめ、アメリカのドラゴン・コン賞、ジュリー賞、コミック界のアカデミー賞と言われるウィル・アイズナー賞など数多くの賞を受賞。

フォトグラファー:藤代冥砂(ふじしろ・めいさ)

 1967年、千葉県生まれ。写真家として「RIDE RIDE RIDE」「もう家に帰ろう」など数多くの写真集を手がけるほか、小説家としても知られる。フードカルチャー誌「RiCE」では全国の名産品や郷土料理、ソウルフードなどを撮り下ろす「四十七味」を連載。現在、山岳とヌードを並列に置いた異色構成の新作写真集「山と肌」が発売中。

イラストレーター:下田昌克(しもだ・まさかつ)

 1967年、兵庫県生まれ。絵描き。1994年から2年間、中国、チベット、ネパール、インド、ヨーロッパを旅し、旅先で出会った人々のポートレイトを色鉛筆で描き始める。主な作品に、2年間の旅行の絵と日記をまとめた「PRIVATE WORLD」(山と溪谷社)、「ヒマラヤの下インドの上」(河出書房新社)など。2011年よりプライベートワークでハンドメイドの恐竜の被り物を作り始める。詩人の谷川俊太郎、写真家の藤代冥砂とともに一連の恐竜作品を発表。「恐竜人間」(パルコ出版)、「恐竜がいた」(スイッチ・パブリッシング)。

「COZIKIプロジェクト」概要

・主催           :KIRINZI inc.と出版社ライスプレス(株)
・協力           :壱岐市
・クリエイティブディレクター:稲田浩(ライスプレス)
・アート・ディレクター   :河村康輔
・特別協力         :手塚るみ子(手塚プロダクション取締役)
・企画協力         :戸谷学(歴史作家)

<プロジェクト公式サイトおよびSNS>

・公式サイト  : http://www.coziki.jp
・ツイッター  : https://twitter.com/cozikiisland
・インスタグラム: https://www.instagram.com/cozikiisland
・Facebook   : http://www.facebook.com/cozikiisland

漫画・カルチャー誌「COZIKI」概要

・編集長  :稲田浩
・ジャンル :漫画+カルチャー誌
・出版社  :ライスプレス(株)
・創刊月  :2018年9月(予定)
・発売予定月:3月・9月(年2回予定)
・販売価格 :未定
・販売方法 :壱岐島内のお土産売場、観光案内所、協力店舗を予定

(注)手塚治虫、手塚プロダクションの「塚」は旧漢字が正式表記となります。

「COZIKI」には「古事記」「COZ(Because)+IKI(壱岐)」「COSMIC(広大無辺な)」の意味が込められています。

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