話題の声優イベント「ことだま屋」の敏腕プロデューサー・鈴木考太氏に直撃インタビュー!彼はビジネスマン?役者?一体何者なの??

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――「ことだま屋本舗EXステージ」では、マンガのコマにそのままアフレコすることで、疑似アニメのようになり、非常に斬新なエンターテイメントとすることに成功されていますね。こちらを始めた経緯を教えてください。

鈴木:昨年の夏なのですが、お食事の席で富沢義彦(※劇場版『ああっ女神様っ』の脚本や『陽大戦記』の原作などを手掛ける脚本家)さんから「自分のマンガで何かやってみてよ」と提案されたのがきっかけでした。

 そこで手がけさせてもらったのが『クロボーズ』です。あれよあれよと企画が進み、11月には本番となりました。

――半年にも満たない準備期間だったのですか!? マンガのコマ割りが一コマずつ電子書籍みたいに進んでいき、セリフも抜かれていて、すごく手のかかった演出じゃないですか。

鈴木:そうなんですよ。すごく手がかかっています。ただ制作してくれるスタッフがプロ中のプロなので、短期間でもなんとかしてくれました(苦笑)。

――夏に話があがり、11月に本番という短さであの手の込んだ演出をやるのは本当にすごいですね。

鈴木:でも、最初から何かを盛り込み過ぎても混乱するだろうし、ノウハウもなかったので、スタイルとしてはシンプルなんです。純粋にマンガをスクリーンに投影して本気でアフレコをするわけなので、最も皆さんのイメージする声優像に近いと思います。

――マンガのコマが進み、そこに演出の音が乗ってきたりもしますよね。演技のタイミングや、次のコマへ送ったりするのは誰かが指示しているのですか。

鈴木:いえ。マンガのコマは全て1本のデータなので、決まったタイミングでコマが送られ、音が鳴るようになっています。役者の皆さんは、画面下に表示されるタイムコードを頼りに画にタイミングを合わせて演じているのです。

――頼りはそこだけですか?

鈴木:はい。全てのタイミングが同期されている以上、一切ミスや遅れの許されない演出になっているんです。それを生でお客様の目の前で一発勝負でやらなくちゃいけないので、役者の皆さんにはかなりのスキルが求められます。

――演じる側にとってはかなり酷なステージですね。

鈴木:確かに演じる側にはきついのですが、70年~80年代のアニメの現場はこの状況に近かったそうなんですよ。なので、古くから活躍されている方たちは本当にすごい実力のある方々ばかりだったんだなと改めて実感します。

――ちなみに、これまでに失敗はありましたか。

鈴木:一度たりともありません。「ことだま屋本舗EXステージ」では声優の本気が目の前で見られますよ。声優の皆さんには無茶なお願いをしているんですけどね(笑)。

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