Iris artの最新作『性がブチまけられたベッドシーツ』が配信された。
前作『佐々木夏美の子宮が堕ちた日』や、これまでFANZAでリリースされている作風とは異なり、歴史もの…というのだろうか。時代設定は中世ヨーロッパのようである。
大まかなあらすじは以下だ。
貴族・ウォーレンの使用人であるバートとシーラは結婚を約束する仲であり、その日も仕事を終えて二人で帰るところであった。しかし貴族のウォーレンの馬車とぶつかりそうになってしまい、その拍子で馬車の荷物であった高価な壺が倒れて割れてしまう。
その責任から、シーラはウォーレンの愛人にさせられ、バートは労働者として働かせられることになってしまう。
シーラはすぐにウォーレンの愛玩具となり、毎晩毎晩セックスをさせられた。しかし、自分が拒否すればバートが殺されてしまうので、快感に悶えながらも彼のことを想い続け、我慢の日々となった。
一方バートは日々の労働に従事させられながらも、シーラを救出して脱出を図ろうと虎視眈々と狙っていた。そして決行の日、バートはウォーレンの屋敷に侵入し、シーラのもとを訪れるのだが……。
Iris artの作品はエロの中にもしっかりとストーリー性を持たせているので、エンタメ性が非常に強い。『性がブチまけられたベッドシーツ』はその物語性という意味では、これまでの作品と比較してもかなり重点が置かれていると言えよう。
しかし、エロは従来のクオリティのままだ。感じているのか苦しいのか複雑な感情の入り混じったアヘ顔、やたらとたるみを感じさせる柔らかそうなおっぱい、これぞIris artの作品といった要素はてんこ盛りである。
今回、物語性が重要視されることによりNTR度がより強まった。Iris artの作品は広義も含めてNTRな作品が多いが、今回はさらにそこに寝取られる側、つまりバートの絶望や後悔が色濃く描かれるのだ。
物語後半、彼がシーラを取り戻そうとウォーレンの屋敷に侵入してから、NTRの本領発揮となる。ここからウォーレンとシーラのセックスはよりハードになって凌辱色が増し、見ごたえ十分だ。
『性がブチまけられたベッドシーツ』というどこか文学的で、印象的なタイトルの意味は物語の最後に分かる。読後の感想と解釈は人それぞれになりそうだ。
バートとシーラの人生が幸福になることを祈るばかりだ。
(文=穴リスト猫)
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