サウザー、クルーゼ、赤司征十郎……営業部マネージャー職が感じる、高圧的アニメキャラクターたちの支持すべきセリフの数々

 Webメディアを運営する某企業の営業部にて、部長職に就いている「K」です。機動戦士Zガンダム世代の中年であり、ガンダムシリーズをこよなく愛する“オトナになれないオトナ”です。今回、特別に執筆する機会を頂戴したので、様々な高圧的アニメキャラクターたちの名セリフに則って、自身が思う(感じる)個人的ストレス発散方法を報告したいと思います。

■『北斗の拳』南斗鳳凰拳伝承者「サウザー」様

 南斗六聖拳の「将星」。最高権力者にせんとする野心に満ち、無敵の肉体を神に与えられたとして「聖帝」を名乗る。アニメ版でのボイスアクターはあの「銀河万丈」氏。ステキすぎる!(ウィキペディアより)

 とにかく偉そう。この理由は、己の特別な身体からこの自信につながっていますが、絶対に負けない! 的な強気キャラクターとしては抜群に響きました。

「でかい口をきくようになったな小僧」「ついにでてきたか ドブネズミの親玉が!」など、高い位置からの圧迫台詞の数々。「南斗鳳凰拳に構えはない! 構えとは防御の型、下郎の使うものであり、わが拳にあるのはただ制圧前進のみ! 敵はすべて下郎!」「その遠吠えがきさまの最後の遺言になる!」など、北斗神拳伝承者ケンシロウとの戦いでもこの強気なセリフ。

 特に印象的な台詞は、『退かぬ! 媚びぬ! 省みぬ! 帝王に逃走はないのだ!』と、負けたのに遠吠えしない強い信念? には脱帽でした。

 この影響は、学生時代の部活(バスケ部)の遠征試合などで発散しました。対戦相手にふてぶてしい態度を取り、結果、監督の指示で試合から降ろされてしまうアホな結末に。大人になり、就業中、ろくすっぽ資料を読んでいない取引相手に、『下郎が!』と心の中で囁いたり、お詫びで来社する取引先の担当者の上司を見て、『ついにでてきたか ドブネズミの親玉が!』と聞こえないように呟いています。こちらのミスで謝罪しなければならないタイミングでも、『退かぬ! 媚びぬ! 省みぬ!』と脳裏を過るのは、サウザー様を好き過ぎるからなのかもしれません……。

『機動戦士Zガンダム』ティターンズ指揮官「パプテマス・シロッコ」様

 地球連邦政府木星資源採掘船ジュピトリス責任者。木星船団を統率する指揮官であり、「木星帰りの男」とも称されるが、自らは「歴史の立会人」として傍観者的立場でいる。ニュータイプの資質があり、予知や洞察力に長けており、モビルスーツを独自に開発する優秀な知識を備えた天才です。他者を惹きつけるカリスマ性があり、自分にとって認めるに値しない他者には傲岸な態度を取る。(ウィキペディアより)

 まず、キュベレイのファンネルの完全に封じたのがスゴイ! それと、劇中、一度も被弾していないし、ノーマルスーツ(パイロットスーツ)を一切着用していなし、なんて完璧主義者なんでしょう。とにかく見下す態度と台詞が魅力的で、自分が女性だったら「騙されたい!」と感じるほどカッコいい!

 実力差がある弱い相手に、「落ちろカトンボ!」とか言うし、Zガンダム搭乗のニュータイプ「カミーユ・ビダン」に対して、「勝てると思うな、小僧!」と叫んじゃうし、魅力的なカリスマキャラクターにメロメロでした。戦闘以外での会話では、「生の感情丸出しで戦うなど、これでは人に品性を求めるなど絶望的だ!」や、「常に世の中を動かしてきたのは一握りの天才だ!」「戦後の地球を支配するのは女だと思っている。」「世界の都合というものを洞察できない男は排除すべきだ!」まで語る最高位の権力者的発言は圧巻でした。

 その上、クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)に対しても、「貴様のようなニュータイプの成り損ないは、粛正される運命なのだ!」と言い放つなど、大好物な高圧キャラクターですね。

 週末の趣味のバスケで、後輩相手のプレイ中、「勝てると思うな、小僧!」と頻繁に心の中で叫んでいますね。通勤電車でうるさいおばちゃんを見かけると、「落ちろカトンボ!」と心が叫んでいます。また、街でケンカしているカップルの女性を見ると、「生の感情丸出しで戦うなど、これでは人に品性を求めるなど絶望的だ!」と思わず伝えたくなっちゃいますね。

『機動戦士ガンダムSEED』ザフト軍クルーゼ隊指揮官「ラウ・ル・クルーゼ」様

「仮面の男」。ザフト軍クルーゼ隊の指揮官。DNA操作により誕生したクローンの失敗作。遺伝子の減少短縮による老化と短命という問題を抱えながら、抑制する薬品を頻繁に服用しながら生きている。ドラグーンシステムを搭載したプロビデンスガンダムのパイロット。(ウィキペディアより)

 己の生まれを恨み、世界を破滅に導く彼はとにかく可哀想で……。こうなって戦っている彼の全人類と全世界が悪いという遠回しな台詞の数々に鳥肌が立ったもんです。「これが人の夢、人の望み、人の業、他者より強く、他者より先へ、他者より上へ、競い、妬み、憎んで、その身を食い合う! 自ら育てた闇に食われて人は滅ぶとな!」……、あああ、クルーゼ隊長! 信じています。

「正義と信じ、分からぬと逃げ、知らず!聞かず!その果ての終局だ!もはや止める術などない。そして滅ぶ。人は滅ぶべくしてな!」……、あああああ、やっぱりクルーゼ隊長だぁぁぁ。全人類の生末を知った感とそれに対して何もできない現人類の愚かな行為に対して、世捨て人なのか? という傍観的な台詞は震えました。もし、この物語に出演できるのであれば、ザフト軍クルーゼ隊に所属したいもんです。

 ニュース番組などで昨今の色々な事件やニュースをクルーゼのセリフが浮かんできます。どっかのスポーツ組織委員会のパワハラ騒動、どっかのタレント事務所の収賄事件、誰かと誰かの不倫騒動……、所詮、なるべくしてなったという感じで見ています……。

サウザー、クルーゼ、赤司征十郎……営業部マネージャー職が感じる、高圧的アニメキャラクターたちの支持すべきセリフの数々のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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