「ジャンプ」月例賞の最終候補に「作者不明」の作品が! 編集部が作者の情報を募集する事態に

「週刊少年ジャンプ」で毎月開催されている月例新人賞「JUMP新世界漫画賞」で、作者不明の作品が最終候補入りするという、事態が発生している。

 3月26日発売の「ジャンプ」2018年17号にて、結果が発表された「第10回(1月期)JUMP新世界漫画賞」。今回は最終候補6本の中から佳作1本が出る結果となったが、最終候補作品の中に「作者不明」の作品が。

 その作者は『竜喰いの新聞記者』という作品を投稿していて、ストーリーやキャラクターは「まだ足りない面」もあるとの評価だったが、1月期審査員を務めた藤巻忠俊は「絵がかなり上手く更に上達しそう」と画力を高評価していた。誌上に掲載されたコマを見ると、竜が緻密に描かれているのが確認できる。

 現在、「ジャンプ」は17号の誌上と公式サイトおよび「少年ジャンプ漫画賞」Twitterに編集部の電話番号を記載し、『竜喰いの新聞記者』の作者について情報を募集している状態だ。

「ジャンプ」の新人賞では、同様の事態がたびたび起きていて、昨年には、「週刊少年ジャンプ」編集部と「ジャンプSQ.」編集部が「第93回手塚賞」の発表前に「ご応募くださいました方の中から、『藤村どら』というペンネームの方と急ぎ連絡を取らせていただきたいと考えております」と、関係者に本名・住所・電話番号の提供を求める告知をして当時大きな話題に。

 その後、藤村どら氏と連絡がついたようで、その後発表された「第93回手塚賞」で藤村氏は『転生起-HAKUSAI-』で準入選に輝いた(入選は該当者なし)。93年には、「第4回ギャグキング」でキングを受賞した「なにわ小吉」が、投稿の際に本名と住所を書き忘れたため、名乗り出てもらうために「なにわ××」名義で掲載される事態も。現在、「ジャンプ」の各新人賞の応募要項の「注意」の欄には、原稿の最終ページの裏に氏名や住所といった連絡先を明記するよう書かれている。

「作者不明」と、ペンネームすら書かれていないことにネットでは「プロなのでは?」と推測する声もあるが……なにわ小吉と藤村どらと同様に、『竜喰いの新聞記者』の作者も見つかることを願いたい。

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