(元)なんちゃらアイドルを知っているか!? 地上のアイドル並みにかわいいルックスなのに、時にはシャンパンやビールを煽りながら、時にはビキニや下着姿でエロカワステージを繰り広げる地下アイドルだ。
ステージの高さは15センチ、観客との距離はほぼゼロ。定員50名に満たない地下ライブハウスのステージ上で熱唱するのは、御茶海(ミサミ)マミとあおはるの2人だ。昨年のライブ実績は80本。今年は100本のライブを目標にライブ活動をしている。
「汚濁水でしか生きられない、そんな魚もいるように」という、ちょっと変わったコンセプトから生み出されたとは思えないエロカワな彼女たちの魅力、それは、他推しや地下現場初体験のオッサンも、一発で巻き込んでしまう一体感だ。コール&ミックスはもちろんのこと、サークルやケチャ、そしてエロカワな衣装での接近戦は、もはや、色営業とも思えてしまう。
「歌のフリって一応決まってるけど、その場のグルーヴでアドリブを楽しんでる」(御茶海)
「出発点はエロくてもいいし、見てほしくて」(あおはる)
という言葉の通り、観客のノリ次第で彼女たちもエキセントリックに盛り上がる。
とはいっても、彼女たちのステージでは、ノリだけでなく、現在7曲あるというオリジナル曲の良さも光る。
「♪キミが好きだったのは、私じゃなくキミだったよね」(なんちゃらアイドル・旅講座)
「♪ワン・ツーで捕まえて、スリー・フォーですり抜けた~」(さよならOdyssey)
なんて、80、90年代アイドルを思わせる、ファンタジーでノスタルジックな歌詞と、オジサンでもノリ遅れず、コールも入れやすい優しいメロディーラインの魅力は大きい。一度聞けば、翌朝目覚めた時には口ずさんでいるに間違いない。
地上のアイドルとは違い、正統派地下アイドルとも一線を画す(元)なんちゃらアイドルの現場の楽しさ、それは、中学生の頃、初めて週刊誌の袋とじの封を切る瞬間のドキドキ感に似ている。一度封を切ったらもうやめられない!
(取材・文=松本雷太)
一緒に呑んで歌って踊れる汚濁水アイドルってナンだ!?『(元)なんちゃらアイドル あおはる 御茶海マミ』のページです。おたぽるは、アイドル、アイドル&声優、地下アイドル、(元)なんちゃらアイドルの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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