福島鉄平の新作『ボクらは魔法少年』の連載スタート! “女装ショタ”好きに「どストライク」すぎると好評

2018.03.01

 3月1日発売の「週刊ヤングジャンプ」13号(集英社)にて、『サムライうさぎ』で知られるマンガ家・福島鉄平の新作『ボクらは魔法少年』の連載(月1連載)がスタートした。

『ボクらは魔法少年』は、いわゆる“男なのに、変身したら魔法少女になっちゃった”マンガだ。主人公の小田桐カイト(11)は、ひょんなことから“魔法少年”の力を得て、ピンクでフリフリの可愛すぎるコスチュームに変身。街の平和を守る正義の味方になる。

「ショタ」に「女装」と聞くと、福島鉄平の短編マンガ『アマリリス』(“へんたいのおじさん”に売られた少年が女装して“おとなのみせ”で働く中、親友の少年に想いを寄せる作品)を思い出すが、同作が心に刺さった人は『ボクらは魔法少年』もきっと刺さるハズだ。とにかく本作に登場する魔法少年は可愛すぎる。ネットでも本作は早速話題を集めていて、「女装ショタ好きにはたまらん」「最高だった」「可愛すぎる」と好評だ。

 元が男性の魔女っ子はさまざまな作品で描かれていて、最近だと、遠藤浅蜊のライトノベルが原作のアニメ『魔法少女育成計画』にも、元が男性の魔女少女が登場。マンガ『俺とヒーローと魔法少女』(ほるぷ出版)もそうだ。これらとはやや毛色が違うが、4月からTVアニメの放送が決まっている『魔女少女俺』では、女性の主人公が魔法少女に変身するも、魔女少女の格好をした筋肉隆々の男になってしまう。

 この手の作品では、魔法少女になることを恥じらったり、受け入れられない主人公の姿が描かれることが多い。『ボクらは魔法少年』もそうで、「カッコイイこと」に強い憧れを持つ小田桐カイトは、ピンクでフリフリな魔法少年の格好を最初はとにかく嫌がる。だが、魔法少年が着るスーツは、魔法少年として自信や誇りを持たないと、真の力を発揮できない。カッコイイものが好きな主人公が、可愛いさしかない“魔法少年”をどう受け入れていくか、その中で彼にどのような変化があるのだろうか。

 男性魔女っ子作品は、元が男性でも「魔法少女」と言い切るパターンが多いが、本作では「魔法少年」に徹している。これにどのような意図があるのか、今後の展開が楽しみな作品だ。

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