物事のウマい、ヘタを研究する「ヘタの研究」第二回

中居正広は歌がヘタなのか? その検証と、誰でも得点を出しやすい歌をプロに聞く!【中編】

■カラオケのキーの上げ下げを途中でやってはいけない!!!

――カラオケでキーの上げ下げをするとパニックになってしまい、あわてふためいたあと結局原キーで歌うという恥ずかしいことをよくやってしまうのですが、どうすればいいでしょうか?

菅原 まず、歌っている途中でキーの上げ下げをしないことですね。この曲ならどのくらいキーを上げる(下げる)を事前に決めておき、それをセットした上で歌うことですね。途中で上げ下げするとパニックになってしまうので。

 男性が女性ボーカル、女性が男性ボーカルの歌を歌いたいときもキーの問題になるので、こちらも事前練習がとても大切です。どのキーなら歌えるか試してみて、覚えておきましょう。

――事前準備が大切なんですね。

菅原 はい。ボイストレーニングの生徒さんの中にはカラオケのためのノートを作られている方もいますよ。「曲名」、「曲を配信している会社やブランド名(LIVEDAMなど)」、「曲の番号」、そして、「そこにキーを何個上げる(下げる)」をメモします。スマホなどのメモ帳機能を活用してもいいと思いますよ。

――「カラオケの楽曲提供会社やブランド名」までを控えておくというのは、なんのためでしょうか?

菅原 今ですと、カラオケはたいていデンモクで、一つの曲で検索すると、多くのバージョンがずらりと出てきます。ただ、曲の番号は変わらないので、番号を控えておけばデンモクから出る一覧から探す必要もありません。

――確かにデンモクはハモリ、本人出演映像、ライブ版、振りつきなど、同じ曲でもさまざまな種類があります。どれにしようと考えるのは楽しいですが、得点を狙う場合は決まった番号の、このバージョン、と決め打ったほうがいいのでしょうね。

菅原 はい。そしてただ歌うのではなく、歌声をICレコーダ―やスマホで録音して確認することがとても大切ですね。

◆◆

 カラオケは事前の準備で決まる――。キーの練習はカラオケボックスにいかないと無理だが、家で自主トレーニングできればさらにいいはずだ。しかし、集合住宅住まいなど、ノリノリで家で歌えない人に向け、次回の後編では菅原氏から自宅でできる「歌わない」カラオケ練習法について伺う。
(文=石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])

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