【モノブライト出口博之の特撮自由帳(11)】

大槻ケンヂ×モノブライト・出口博之、世界進出を目指して(!?)改めて“特撮”を語る!

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出口 いやぁ、いいですね。やりましょうよ、世界進出(笑)。

 さて、取り止めのないお話が続きましたけど、最後は世界進出という大きな話題も出て。まだまだ語りつくせない話題もいっぱいあります。これはロフトグループかなんかでやりましょう! というのはどうですか?

大槻 いいですよ。いいんですけど、そういうの本気の方が来るからな~。

一同笑

出口 それはもう、ちょっとね。すいません! というしかないですね(笑)。

大槻 特撮ガチ勢がくるとかなわないからな~。

出口 各作品の何年何月何日とか、そういったデータがしっかりしてないと、特撮ガチ勢には怒られますからね。

大槻 なんと言うかな、昭和の特撮マニアの人たちって本当にすごいじゃない。出番は一瞬だけという役者さんも追跡取材して話を聞きに行ったりする。でも役者さんのほうは案外「出ていましたっけ?」という感じだったりする。そりゃそうだ、覚えてないよね。

出口 大体そうですよね。でもこの作品に出てた人は、次はこれにも出ていて、何に出ていて、みたいなのを本当によく調べていますよね! そういう人たちが色んなジャンルを支えてきたんだろうなとは思います。

大槻 『ビートルズ来日学 1966年、4人とであった日本人の証言』(著:宮永正崇)という、ビートルズについての周辺インタビューする本が最近出たんだけどなんだけど、ビートルズと同じ飛行機に乗っていたとか、お茶をついだ人とかにインタビューするという――ギャグになりそうなもんだけど、それを意図的にやっているの(笑)。

 ジョージ・ハリスンがその時かけていたメガネを作った人とか、そういう人たちにとことん話しを聞いていて。バカだね(笑)と思ったんだけど、積み重ねればやっぱ次第に見えてくるものがあるの。だから特撮もそうなのかな、と。

出口 それはそうなんだと思います。音楽しかり、プロレスなんかもすごくそうですよね、物語はリングの上だけで作られているものじゃなく、控え室とか移動中のバスの中であったり、今だったり選手のSNSでの発言であったり、色々なもので形づくられていく。重箱の隅を突つくようなことを脈々としてきたわけで。

大槻 するとドス竜もいつか深く掘り下げられたりするのかなぁ……。

一同笑

出口 まだそこまで行き着いている人は、まだ少ないかもしれませんけど(笑)。いやいや、この続きはぜひイベントの場で。

大槻 いやいや、俺は浅いですよ。大丈夫かな。

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