【最終回】直球マッドサイエンティストもの&切ないダークファンタジー2話連続放送!『世界の闇図鑑』第12、13話レビュー

 実はエミリーは辛く悲しい日々を過ごす薄幸な少女で、前半の赤ずきんソックリな演出はいわばミスディレクション。まさかそんな気の毒な子だったとは! と視聴者を驚かせる仕掛けだったわけだ。霧と青年たちの関係や、青年たちが「少女の魂を守りつつ肉体を奪う理由」は分からないものの、全体としては悲しくも美しいダーク・ファンタジー色の濃い内容となっている。最後の最後にこの路線で来ましたか! おまけに「森」が舞台なのは第1話と一緒。キレイに閉じている! お見事です!

 
 UFO、UMA、怪現象。未来SF、秘境探検、古代文明。古きよき題材で「恐怖」「闇」を描いた『世界の闇図鑑』もこれで完結である。紙芝居の枠に収まらない様々な趣向も楽しく、童心に返ってハラハラしたり慄いたりと大満足。願わくばシーズン2、3とバンバン続けていただきたいです、井口総監督!
(文/JUP-ON STUDIO) 

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