『フレームアームズ・ガール』12話 なんだこの最終回、オタクが死に際に見る幻覚じゃん!(泣きながら)

──なんというか、本当に『フレームアームズ・ガール』っぽい最終回でしたね……。これが感謝という気持ちでしょうか……としみじみこの三カ月を振り返っているしげるによる『フレームアームズ・ガール』(TOKYO MXほか)全話レビューです。*ここまでのレビュー

『フレームアームズ・ガール』12話 なんだこの最終回、オタクが死に際に見る幻覚じゃん!(泣きながら)の画像1『フレームアームズガール』公式サイトより

『フレームアームズ・ガール』は、原作が壽屋、デザイナー(FAガール ベースデザイン)が『ストライクウィッチーズ』シリーズや『ガールズ&パンツァー』で大人気の島田フミカネと、『交響詩篇エウレカセブン』や『機動戦士ガンダムOO』で知られる柳瀬敬之。監督はベテランの川口敬一郎と、安定感のあるスタッフによる作品。

 女子高校生、源内あお(げんない・あお/演:日笠陽子)の元に突然届けられた「フレームアームズ・ガール」(以下「FAガール」)と呼ばれる自律型の小型ロボット「轟雷」(ごうらい/演:佳穂成美)たちが、きゃっきゃうふふな日常を送ったりバトルしたりしながら成長していくというお話。今回はとうとう最終話。前回から引き続き、フレズヴェルクとの戦いを描いたAパートと、FAガールが歌って踊るBパートという組み合わせでした。

■対フレズヴェルク、決着! そして轟雷は……

 Aパート「ラストバトル」では、前回暴走したフレズヴェルクとの激闘が。一旦退却しようとしたものの、あおの「戦うんだ轟雷!」という激励で戦闘を続行する轟雷。

 轟雷に加勢しようとするも、暴走したフレズヴェルクの力によりフィールド内に入れないFAガールたち。それならばということで、それぞれの武器を送り込むことに。一方フィールド内では激しい戦いが続く。一瞬元に戻ったかに見えたフレズヴェルクだったが、全体の色も変わり、暴走形態としてガチっぽいやつに……。押されまくる轟雷! その時ついにFAガールたちの意識を乗せた武器が届く! 

 武装全部乗せで最終形態っぽくなった轟雷。色が金色になったところで皆様の頭に思い浮かんだのは聖闘士星矢かもしれないしGガンダムかもしれないけど、とにかく「理屈なんかええんや……なぜならこれは仮想空間でのバトルだから……!」という勢いが。しかもFAガール、各武装のジョイントは共通ですからね。これ部品を全部買ってくればプラモデルでも再現できるんできちゃうんですよね。すごい商売だ……。あと、ここで送り込んだ武器が各FAガールたちのEDのラストに出てきた武器と同じものでした。本当に伏線の回収がうまい。

 黄金聖闘士と化した轟雷はフレズヴェルクを下し、見事その暴走を止めたのであった。というところで、またあおの家のブレーカーが落ちる! 一難去ってまた一難、今度は轟雷がファクトリーアドバンスに回収されてしまう。

 ここ、ドアを開けに行く轟雷が妙にかわいいなと思ったわけですが、そんなことお構いなしにファクトリーアドバンスの回収ドローンは轟雷を捕まえて飛び去っていく。あおと別れた轟雷の瞳からは一筋の涙が。FAガールって泣くんだ……と思ってたらあおの家の電気が回復。いきなり轟雷が戻ってくる! ファクトリーアドバンス製のブレーカーと共に……。ファクトリーアドバンスからのメールで今後も轟雷のマスターを依頼されるあお。よかった……回収されてしまうFAガールはいなかったんだね……。

 もう要素詰め込みすぎで怒涛のような展開だったAパート。時間をかけて成長してきた轟雷とFAガールたちの強みがちゃんと見えるバトルの流れに、いつのまにか感情豊かになっていた轟雷、あおがFAガールたちに注ぐ愛情と、登場人物たちの感情が伝わってくる内容になっていたのはさすが。おまけにちゃっかりプラモデルの宣伝にもなっているという恐ろしい密度でございました。

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