「私はこの宇宙の一番のファンだから!」
『正解するカド KADO:The Right Answer 』(TOKYO MXほか)の10話。米光一成が全話レビューするよ。*ここまでのレビュー
■38万年後、7億年後、92億年後
冒頭のかまし、すさまじかった。
いきなりの謎空間。
「I-年」の表示。
「キ、自
ワ、他
キ、感知
見る」
の文字。
意味不明である。
異方存在が対話してるのか。
だが、これは良い意味不明。
我々の認知能力を越えた世界を表そうとしているがゆえの断片的描写だろう。
「38万年後」の字幕。
続いて、「7億年後」。
ガンガン時間がぶっとんでいく。
「キ、今のは
サ、重力の流動
ワ、質量の偏重いだ
ト、単純な現象です
ノ、続いてる」
そもそも異方存在が、こんな説明的な対話をする必要はないだろうが、まあ、これも我々に対する翻訳だろう。
っつか、かましだ。
「92億年後」
またとんだーーー!
「98億年後」
またまたとぶ!
とんで、とんで、とんで、とんで、異方特異点。
「40億年前」
もどりとんだー。
「4億年前」
水生生物泳いだー。
「1億6000万年前」
「260万年前」
クマが死んでる。
クマの眼にも涙。
そして、「24年前」
沙羅花の誕生シーンだ。
『正解するカド』10話、宇宙誕生からイヤボーンの法則まで大展開、この大風呂敷どう畳むのかのページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、東映アニメーション、正解するカド、正解するカド KADO:The Right Answer、17年4月期アニメ、米光一成、SF、野崎まど、イヤボーンの法則の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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