『キンプラ』が初登場7位の好スタート! 『22年目の告白』が『美女と野獣』から首位奪還!【週末映画興行成績】

『キンプラ』が初登場7位の好スタート! 『22年目の告白』が『美女と野獣』から首位奪還!【週末映画興行成績】の画像1『KING OF PRISM PRIDE the HERO』公式サイトより。

 6月10日~6月11日分の週末映画興行成績(興行通信社)が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

 今週1位は7週連続トップを走り続けた『美女と野獣』を下し、藤原竜也と伊藤英明が主演を務める『22年目の告白 -私が殺人犯です-』が初登場でランクイン。土日2日間で動員23万3,500人、興収3億2,100万円を記録した。2012年に公開された韓国映画『殺人の告白』を原作にしており、22年前に起こった殺人事件の犯人が“告白”をすることから新たな事件が巻き起こるというクライムサスペンスだ。最終興収は15億円以上が見込めそうな順調な滑り出しとなった。

 続いて初登場2位となったのは、上戸彩と斎藤工が禁断の関係を演じ、人気を博したドラマ『昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)の劇場版『昼顔』。週末2日間で動員21万人、興収2億9,400万円をあげた。東宝の調査によると客層は8割以上が女性で、9割近くの観客がTVドラマを鑑賞していたという。こちらも平日の女性の動員が伸びれば最終興収15億円超えが期待できそう。

 そして3位は、とうとう首位を奪われてしまった『美女と野獣』。2ランクダウンとなったものの、土日2日間の動員は20万5,000人、興収2億8,700万円となり、累計興収は109億6,000万円に到達。この記録は最終興収109億円をあげた『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』(07年)に公開されを抜いており、邦画・洋画を合わせた国内歴代興収では25位に食い込んでいる。また、先週と比べて動員比は94.6%と、その勢いはまだまだ衰えておらず、さらに数字を伸ばしていきそうだ。

 その後、4位は『LOGAN/ローガン』、5位『花戦さ』、6位『ちょっと今から仕事やめてくる』がランクイン。先週1位から4位の作品が『22年目の告白』『昼顔』によってそのまま押し出されている。

 初登場7位となったのは、56スクリーンと小規模公開にもかかわらず大健闘を見せている『KING OF PRISM PRIDE the HERO』(通称『キンプラ』)。人気アイドルアニメ『プリティーリズム・レインボーライブ』(テレビ東京系)のスピンオフとして昨年公開された『KING OF PRISM by PrettyRhythm』のシリーズ第2作目だ。人気ユニット「Over The Rainbow」のメンバーと、スタァに憧れ養成校に入学した新入生たちが登場し、“プリズムショー”と呼ばれるステージに情熱を注ぐ様子が描かれている。

 前作も熱い支持を得て超ロングランとなったが、今作も大好評。「ぴあ」の出口調査によると、6月9日と10日の“ぴあ映画初日満足度ランキング”で満足度92.4点をマークし1位を獲得。「Yahoo! 映画」でも脅威の4.79点の高得点を上げており(13日現在)、ファンも納得の内容だったようだ。

 ネット上の声を見てみると「とにかく始まった瞬間からめちゃくちゃ楽しい!」「プリズムスタァの輝きに元気と笑顔を貰いました! 余韻がおさまりません」「終わった瞬間、観客から自然と拍手が沸き起こり、すすり泣きの声も聞こえた」「前作の衝撃をさらに超えてくるとは……!」と絶賛の声が続出。同作は「コスプレOK!声援OK!アフレコOK!」の“応援上映”も行われているため、「次は応援上映でハッスルするぞ」といった声も。リピーターによってさらなる動員が期待できる。

 そして8位は『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』、9位『家族はつらいよ2』、10位『ピーチガール』という結果に。『22年目の告白』による首位奪還や『キンプラ』の大健闘によって波乱の展開となった今回のランキング。今週末も人気アニメ『魔法科高校の劣等生』(TOKYO MXほか)初の劇場版『魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』の公開が控えているため、さらに順位はかき乱されそうだ。

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