「東京おもちゃショー」雑感:VR関連は尻すぼみ? 大人が足を止めたのはやっぱり『ラピュタ』!?

 ケミカル系おもちゃでは「タカラトミー」ブースの「ウーニーズ」が意外と楽しい。要は風船を作れるオモチャなのだが、この風船が新素材で作られていて触感が不思議なうえ、風船同士を簡単にくっつけることができ、デコレーション用パーツがついており、風船をデコることもできたりと用途は多そうな感じがした。

 一方、ソニーブースには、筆者が今までに見たことのない新作おもちゃが。「toio(トイオ)」というオモチャは、キューブ型で高性能モーターを内蔵した2台の「toio コア キューブ」と、そのキューブを片手で動かせる「toio リング」で構成。2台のキューブの上に、市販のスポンジなどをくり抜いたものなどを乗っけて、2台を戦わせてバトルやレースをさせてたりなど、使い方次第で幅広く遊べそう。初回限定セットは売り切れたそうだが、あとは今後どれだけ食いつく人が出てくるかというところだろうか。

「東京おもちゃショー」雑感:VR関連は尻すぼみ? 大人が足を止めたのはやっぱり『ラピュタ』!?の画像2「プレミアムバンダイ」公式サイトより

 会場内で、子どもだけではなく大人たちの足を止めさせていたのが「プレミアムバンダイ」の、『天空の城ラピュタ』のロボット兵の展示だ。サイズは約11.8センチ、精巧なモデルでお値段も7,560円(税込み)と、それなりのお値段だが、かなり自由に動かすができ、多様なポーズ付けが可能。これはたしかに大人が喜ぶおもちゃであった。

 なお、去年までは東京ビッグサイトの西1~4ホールで開催されていた「おもちゃショー」だが、今年に限って東1~3と少しスペースが縮小している(来年には再び西1~4に戻るそうだ)。その影響は、動員にも出ていたようで、昨年の4日間の総来場者数は16万2,021人、今年は14万7,037人、実に約1万5,000人も減少してしまっている。

 とはいえ、最大手のタカラトミーやバンダイなど、人気のブースでも10分程度待てば入れたり、家族連れもスムーズに歩けていたり、オモチャに触れることができていたようなので、ユーザーにとっては程よい混み具合だった、と言えるかもしれないが、来年はどうなるのか。想像もつかないようなオモチャに出会えることを期待しつつ、来年の開催を楽しみにしたい。
(文/ティエリア88)

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