■歌詞の世界観を後輩たちに受け継ぐのも大事だと思っている
――アフィリア・サーガの伝統についてうかがいたいと思います。先輩メンバーから後輩メンバーに受け継がれるものとして、振り写しは知られていますが、ほかに受け継がれている物はありますか?
ユカフィン アフィリアは世界観や「魔法」が大事なので、歌い手も歌詞の意味をわかっている必要があります。なので、歌詞の世界観を後輩たちに受け継ぐのも大事だと思っているので、みんなが「そうなんだ」と聞いてくれるところに伝統を感じますね。振り付けも一つひとつ細かく、「ここはこういう表情で」というのもあるので、形だけでなく、その中にある思いや伝えたい意味を、みんな本当に受け継いでくれています。私たちが直接振り写しをしなくても、後輩メンバーから後輩メンバーに受け継がれている様子を見ていると伝統っていいなと思うし、歴史を感じます。
ミク ユカフィンやコヒメちゃんが、率先して引き継いでくれているよね。
ユカフィン 桃井(はるこ)さんや志倉(千代丸)さんなどに会う機会が多いので教えてもらっています。最近だと、「ネプテューヌ サガして」を熱く語ったら、「そういう意味だったんですか、すごい」って、かなりんも言ってくれて。この曲には、「シュリンクあけないで積まれタワー 週末に封印を解かれたわ」という部分があって。シュリンクはCDに付いている保護フィルムのことで、この歌詞はそれが開封されないまま、どんどん積まれていっている状態。歌だとゲームなのですが、私たちでいうとCDになります。それを週末に封印を解いて、私たちと向き合ってくれたという歌詞なんですよ。ワンフレーズにも深さがあるし、その音楽の世界に入り込んで歌を届けるのが大切だと思っています。
カナ 「ネプテューヌ サガして」は普通にかわいい曲だと思っていたんですけど、その話を聞いて感動して、泣きそうになりました。
ユカフィン 実は泣き曲だといわれているんです。かわいいだけの曲に聞こえがちですが、「わたしだけの棚がここにあるの」とか、私たちにも例えられるじゃないですか。アフィリア・サーガ専用の棚があって、その応援してくれている人が、CDや写真を飾ってくれていたり、それを自慢げに話してくれたりするんだよと、教えてもらいました。桃井さんも志倉さんも、YOFFYさんも奥井(雅美)さんも、しっかりと教えてくれます。実際に歌を作ってくださった方々が、アフィリアの世界観が好きで、その世界観に沿った歌を提供してくれるので、本当にうれしいです。
魔法、物語、歌の世界観……“受け継がれるもの”からアフィリア・サーガの未来が見えた! 卒業メンバーインタビューのページです。おたぽるは、インタビュー、アイドル、アイドル&声優、アフィリア・サーガ、インタビュー、アフィリア王国の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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