『冴えない彼女の育てかた♭』8話 加藤恵のメインヒロイン力が凄まじい。そしてタイトルの伏線回収に成功

──次回予告の様子がおかしいです。いつものキャラクターの掛け合いではなく、安芸倫也(あき ともや/演:松岡禎丞)と加藤恵(かとう めぐみ/演:安野希世乃)の中の人トーク。つまり今週、英梨々も詩羽先輩も出てきません。それほど異例の事態が8話では起こってます。かーずSP『冴えない彼女の育てかた♭』(フジテレビ系)全話レビュー。はたして恵の機嫌は直るのでしょうか。*これまでのレビュー

『冴えない彼女の育てかた♭』8話 加藤恵のメインヒロイン力が凄まじい。そしてタイトルの伏線回収に成功の画像1『冴えない彼女の育てかた♭』公式サイトより

■#8 フラグを折らなかった彼女

 今週はずっと恵のターン。感情の揺れにしたがって、フラットな恵の態度も表情もコロコロ変わります。結論から言うと、圧倒的なヒロイン力を見せてくれました。

 口をきいてくれない恵を、やっとのことで連れ出した倫也。視聴覚室には澤村・スペンサー・英梨々(さわむら・スペンサー・えりり/演:大西沙織)や霞ヶ丘詩羽(かすみがおか うたは/演:茅野愛衣)先輩もの姿もなく、二人きりで奥の放送室を使うことに。恵が入った途端、後ろ手にドアをロック。

「あ、安芸くん……っ!」ってちょっと怯える表情。

 これは「blessing software」の次回作、鬼畜ゲーに決まりですかね! ビクビクした小動物っぽい態度が、めったに動じない恵にしては珍しい反応です。怯えた表情がちょっと嗜虐心を誘って、かなり萌える顔立ちだと思うんですけど。

 いつものように暑苦しく、次回作のプレゼンをする倫也。冷たい態度を崩さない恵。倫也が恵を説得するセリフは、原作よりも増えていて、このシーンがいかに重要なのかがわかります。追加されたのは、

「でも俺は加藤を、あの場所へ連れていけてない。みんなで力を合わせて辿り着いた先にある、心の底から嬉しくて、楽しくて、だから少しだけ寂しい、祭りのあと、だよ」

 文化祭の後片付けの時みたいな、高揚感と寂寥感が入り混じったあの気持ち、すっごく共感できます。

「俺と一緒に、このサークルを背負ってほしいんだよ!」

 頭を下げる倫也。恵が念押ししたのは、英梨々の心配。そこで倫也が「恵が俺のことを好きなんじゃないかな?」っていう疑問について、遠回しに探りを入れます。

『冴えない彼女の育てかた♭』8話 加藤恵のメインヒロイン力が凄まじい。そしてタイトルの伏線回収に成功のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!