『エロマンガ先生』8話 女子中学生たちとお浴衣花火パーティ! 正宗のリア充加速、電撃文庫は遊びすぎ

──先週は千寿ムラマサ(せんじゅ・ムラマサ/演:大西沙織)と「殺す」だの「負けたらなんでも言うこと聞け」だのと、激しい対決をしていた『エロマンガ先生』。今週はデレッデレの夏祭り編です。オープニングに登場するムラマサも、顔真っ赤で照れている新バージョンに変わってますので見比べてみてください。かーずSPによる『エロマンガ先生』(TOKYO MXほか)の全話レビュー。今週は原作者・伏見つかさ脚本回ですよ。ここまでのレビュー

『エロマンガ先生』8話 女子中学生たちとお浴衣花火パーティ! 正宗のリア充加速、電撃文庫は遊びすぎの画像1『エロマンガ先生』公式サイトより

■『俺の妹』の黒猫が登場

 浴衣姿の和泉紗霧(いずみ さぎり/演:藤田茜)。和泉正宗(いずみ まさむね/演:松岡禎丞)の褒め方が、
「浴衣姿かわいいなって。なんていうか、ムラマサ先輩みたいだ」

 女の子を褒める時は、他の子と比較しちゃダメ。小学生でも分かる地雷を踏みにいく鈍感ラノベ主人公、今週も健在です。

 でも「一番は紗霧だ」と伝えた時の紗霧。ムズムズするような、喜びを抑えきれない顔。我慢しきれずに脇をしめて両手のひらが舞う。どんどんと足を踏みしめている小さい身体。うれしそうに両手でほっぺを押さえるニヤけた顔。おそらく、紗霧の重要なカットを担当する「紗霧アニメーター」小林恵祐さんの仕事だと思われます。今週もブヒリティ(ブヒる+クオリティ)の高いシーン、ありがとうございます!

 原作は基本的に正宗視点なので、Aパートの紗霧視点はアニメオリジナルのエピソード。それを原作者の伏見つかさが脚本を手がけるという贅沢な回。ところが紗霧は、戸締まりするだけで精一杯の自宅警備員でした。そういや下着は正宗に洗濯させていました。この子、ほんとに将来やっていけるんだろうかって心配しちゃいますよ(謎の保護者目線)。

 一息ついた紗霧がテレビをぼんやりと観ていると、街頭インタビューをやっていました。そのインタビューに答えてるのは、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の黒猫!『エロマンガ先生』と『俺の妹』、同じ世界観の物語だったことはほぼ判明しました。

 黒猫こと五更瑠璃(ごこう るり/演:花澤香菜)には、二人の妹がいます。日向(ひなた/演:花澤香菜)と珠希(ごこう たまき/演:小倉唯)、それぞれ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』では小学5年生と1年生でした。成長期である日向と珠希がほとんど見た目変わってないので、『エロマンガ先生』も同時代っぽいですね。

 紗霧が浴衣なら、山田エルフ(やまだ・エルフ/演:高橋未奈美)は制服で登場。エルフが提案してきたのが『ラノベ天下一武闘会』の打ち上げでした。振ったムラマサと会うのが気まずい正宗に、エルフは諭します。

「『かもしれない』で悩むなんてバカらしいわ、一回話せば確定するんだからそうしなさいよ」

 はい名言きました! このポジティブ思考、超見習いたいです。『エロマンガ先生』はこんなタイトルですけど(伏見先生ごめんなさい)、前向き思考で、楽しく全力で生きるエルフには得るものが多いです。PHP文庫か幻冬舎あたりで、『超売れっ子作家・山田エルフに学ぶポジティブ思考術』とか刊行されてそう。帯には「売上は正義! 200万部作家からアンタたちも学びなさい!」とか煽ってるイメージで。

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