笑顔を忘れなければ、失った時間も取り戻せる──ドラマ『人は見た目が100パーセント』第7話レビュー

笑顔を忘れなければ、失った時間も取り戻せる──ドラマ『人は見た目が100パーセント』第7話レビューの画像1ドラマ『人は見た目が100パーセント』公式サイトより。

 ドラマを見ていて、「いくらなんでもそんな偶然は出来すぎだろ!」と突っ込みたくなる時がある。もちろん、ドラマというものは出来すぎるくらいの展開でちょうどいいというのはよく分かる。しかし、リアリティを追求しているドラマに限って、そんな部分が気になってしまうことも事実である。

『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)は、そんな出来過ぎな偶然が気にならない。なぜなら、ベースがコメディで出来ているからだ。そして、この「出来すぎたぐらいの偶然」を楽しめるというのが、このドラマの良さなのだ。

 相変わらず、密かに思いを寄せる榊(成田凌)との距離を縮められない城之内(桐谷美玲)。ふとしたことから、彼が庶務課の岸根(足立梨花)と付き合っているのではないかとの疑いを持ち、引け目を感じる。

 一方、同僚の前田(水川あさみ)は十数年ぶりの同窓会で、高校時代好きだった男性と再会できるかもしれないと意気込む。気合の入る前田のために、3人は顔のハリを取り戻す「リフトアップ」の研究を始める。

 なかなか即効性を得られず、悩む前田だったが、いつものように、上司の國木田(鈴木浩介)が現れ、指導をする。

 そして最後に彼は言う。

「リフトアップに最も効果的なのは……」

 しかし、そこで統括マネージャーの松浦(室井滋)に邪魔され、結論を聞くことはできなかった。

 家庭でも、反抗期の息子との関係がうまくいかず悩む前田。同窓会当日、どうしても気になった彼女は、國木田を捕まえ、あの続きは何だったのかと尋ねる。返ってきた言葉は、「最も効果的なのは、笑顔!」。

 それを聞いた3人はハッとする。笑顔で同窓会に出かけた前田は、好きだった男性とも再開し、懐かしい時間を過ごす。

 もちろん、ピュアな恋愛を描いたこのドラマのこと、同窓会での再会も、急速に関係が進展したりすることはなく、彼とも昔話に花を咲かせた程度だ。

 そして、家に帰って、関係がこじれていた息子とも仲直りすることが出来る。全ては、笑顔から始まったことだった。

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