日本オタクな台湾女子の全力愛を受け止められるか? 実録ラブストーリー『ママダメ』の世界にとろけたい!

日本オタクな台湾女子の全力愛を受け止められるか? 実録ラブストーリー『ママダメ』の世界にとろけたい!の画像3モギさんと一緒にいる喜びを全身で表現するリンちゃん。原作者のモギ奥さんもかなりの美人さんです。

 台湾の女優さんって、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』(87年)のジョイ・ウォンをはじめ、南国ならではの開放的なエロチズムを漂わせていて、鼻の下がついつい伸びてしまうんですよ。最近の台湾映画だと、恋愛コメディ『あの頃、君を追いかけた』(11年)のポニーテールが似合っていたミシェル・チェン、青春ミステリーの傑作『共犯』(14年)でマンションから落ちて死んじゃう薄幸の美少女を演じたヤオ・アイニンも日本人好みのキュートな女優さん。ジエン・マンシューはかなりのスレンダー体型だけど、ノースリーブのシャツとミニスカからすらりと伸びた手足がとってもセクシーに映る。『ママダメ』でモギさんと出会ってからは俄然キラキラと輝く表情を見せ、男性の視線をクギづけにしてしまう。

 一方のモギさんに選ばれたのは、『新宿スワン2』(17年)ではハネマン役で綾野剛を相手に暴れ回っていた中野裕太。おしゃれで、センスよく、礼儀正しくて―という台湾の女の子が憧れる理想の日本男子像をきっちり演じている。リンちゃんと出逢うまでは自分の感情をあまり表に出すことのなかったモギさんだが、実はナイーブな面倒くさい性格で、リンちゃんの誕生日に元カレが訪ねてきたことを知って、それ以来チャットから遠のくようになってしまう。他人を傷つけるのは嫌いだが、失恋して自分が傷つくこともすごく恐れている。そんなモギさんが、リンちゃんの超ポジティブパワーにがぶり寄られ、性格が徐々に変わってくことに。人間の人格って思春期の頃にほぼ固まると聞いていたけど、交際相手によって男も女もけっこー変わってしまうものらしい。

 恋愛って面倒くさい。異性と過ごすのって疲れるだけ。自分と価値観が一緒の相手じゃなきゃ、付き合えない。そんな人へおすすめしたい『ママダメ』。現在進行形のリアルラブストーリーなので、ドラマとしての深みはないけれど、恋に墜ちていく瞬間のふわふわ感とその場の勢いで結婚へ踏み切っちゃうノリのよさが楽しめます。
(文=長野辰次)

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『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』
原作/モギサン・モギ奥さん 脚本/野村伸一 監督/谷内田彰久 
出演/ジエン・マンシュー、中野裕太、ワン・サイファー、蛭子能収、リン・メイシュー、大谷主水、岡本孝、与座重理久、田口浩正、山口祥行
配給/朝日新聞、アティカス 5月27日(土)より新宿シネマカリテ、ユナイテッド・シネマ、アクアシティお台場ほか全国順次公開
(c)“Mamadame” production committee
http://mama-dame.com

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