Tシャツがデジタル機器に!?　呼吸をリアルタイムでモニターする“スマートTシャツ”が登場！

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■人体の動きを妨げず洗濯も可能

　呼吸の状態を24時間モニターすることが可能なこの“スマートTシャツ”は、第一には医療分野での活用が考えられている。具体的にはぜんそく、睡眠時無呼吸症候群、慢性閉塞性肺疾患の患者をリアルタイムでモニターする用途に応用することが期待されている。

　呼吸に変化が起った場合にアラームを鳴らすように設定することも可能で、入院病棟での活用はもちろん、自宅などで本人や周囲が呼吸の異常をいち早く把握できる体制を取ることもできる。

　このファイバーはとても細くて軽く、人体に無害なのでTシャツ以外にもさまざまな衣服に織り込むことができる。またフレキシブルで人体の動きを妨げない素材なので、ベッドに寝ていても椅子に座っていても、あるいは立っていても動いていても、信頼性の高いデータを収集して送信する。さらにファイバーの表面はポリマーでコーティングされているため、通常の洗濯はまったく問題ない。

　実際の実用までには今後もまだ研究が必要とされているが、次の段階ではTシャツ以外にも病院や介護施設で着られているようなさまざまな衣服に応用することを目指しているということだ。医療や介護の人手不足が叫ばれている中、こうして手軽な方法で健康状態のモニターができるガジェットは確かに重宝するものになるだろう。
（文／仲田しんじ）

【参考】
・New Atlas
http://newatlas.com/smart-t-shirt-monitors-breathing/49605/

 
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