ヨーロッパ最大の日本カルチャーイベント「JAPAN EXPO」。今年は7月6~9日にかけてフランス・パリのパリ・ノール・ヴィルパンにて「第18回 Japan Expo」が開催されるが、その日本プレス向け発表会が24日に行われた(東京・国立新美術館)。
2000年に第1回が開催された際の入場者数は約3,200人だった「JAPAN EXPO」。それが昨年の第17回では来場者23万4,852人と大きく成長を遂げ、今年の来場者は約24万人、世界各国から約650社の出展(うち、日本企業は120社程度)を見込む大イベントに。このイベントで新情報がお披露目となったり、注目のクリエーターやアーティストが参加することも増えてきている。
「日本のアニメやマンガはすごい! ヨーロッパでも人気!!」などと、日本のアニメやマンガのファンが優越感に浸ることができるという程度の規模ではない大イベントだ。
それだけに多くのプレスが参加して「第18回 Japan Expo」発表会は行われた。会はOP映像、経済産業省商務情報制作局 文化情報関連産業課長・山田仁の挨拶から始まり、「JAPAN EXPO」創立者の一人で副代表のトマ・シルデがプレゼンしていくスタイルで進行。
まずは、現存する日本最古のアニメーションフィルム『なまくら刀』が、幸内純一氏によって制作されてから今年で100年を迎えることを記念し、特別企画「Anime100」が開催されることに。
企画の名誉顧問を務める元マッドハウス社長で現MAPPA会長、日本のTVアニメ黎明期から活躍してきた名プロデューサー丸山正雄(『SHIROBAKO』のキャラクター・丸川正人社長のモデルとしてもお馴染み)も発表に登場。
壇上に上がった丸山PDは「『アニメ』という多言葉がないころから業界に関わってきました、手塚(治虫)さんの『鉄腕アトム』のころからやってきて、当時一緒にやってて、今でも現役にいるのはもう10人もいないんじゃないかな」とボヤキ交じりに挨拶。会場の笑いを誘うと「年功序列で選ばれたんだろうけど、やってきた本数だけでいえば一番多いかもしれないし」と続け、「日本とフランスとで、日本のアニメがどう展開していくのか見守っていたきたいと思います」と締めくくった。
日本アニメ100周年特別企画が開催! ピカチュウも登場した「第18回 Japan Expo」発表会のページです。おたぽるは、イベント情報・レポ、アニメ、ピカチュウ、丸山正雄、トマ・シルデ、Anime100、Japan Expo、劇場版ポケットモンスターキミに決めた!の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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