トカゲの尻尾切りか? 神戸アニメストリート問題 渦中の岸建介氏はGAINAX WESTの取締役を辞任していた

トカゲの尻尾切りか? 神戸アニメストリート問題 渦中の岸建介氏はGAINAX WESTの取締役を辞任していたの画像1 「GAINAX WEST」公式サイトより。

 新聞各紙やニュース番組でも報道され、今月18日には久元喜造市長が「結果的に投入した公費が無駄になったということなので、神戸市として反省をしなければいけない」ともコメントしている、「神戸アニメストリート」をめぐる問題。これに先立ち、渦中の「神戸アニメストリート」代表取締役の岸建介氏からは、6月末に撤退をすることも明らかにされている。

 そうした中で昨年の会社設立以降、岸氏が取締役に名を連ねていた株式会社GAINAX WESTでは、岸氏が取締役を辞任していたことが明らかになった。

 登記簿によれば、岸氏は5月1日付で辞任。株式会社GAINAX WESTの所在地は6月に撤退が決まった「神戸アニメストリート」内の住所から変わっていないが、代表取締役である管(武田)康廣氏の住所は、これまでの福島県田村郡三春町から、京都市北区大宮西総門口町へと移転が登記されている。

 武田氏が取材に応じていないため、岸氏がいかなる経緯で、株式会社GAINAX WESTの取締役に就任したかは明らかになっていない。しかし、これまでに得られている情報では、すでに各所で明らかにされている岸氏の過去の詐欺事件などを、まったく知らなかったという話も。

 いずれにしても、このような状況になれば岸氏が取締役であることは株式会社GAINAX WESTにとってデメリットしかなく、辞任させるのも当然のことといえるだろう。

 一方で、気になるのは岸氏が支払う旨を述べている未払い金の動向である。冒頭で述べた記者会見でも、久元市長は「管理責任は問われない」として、神戸市では補填は行わない見解を示している。

 こうした事実と共に危惧されているのは、不払いを支払う旨を示している岸氏が、雲隠れをしてしまう可能性だ。騒動と共に、突如各所に分割で支払うを行う通知を行った岸氏であるが、これまでの取材からは「途中で、逃げるのではないか」という疑念も抱かれている。

 この問題の口火を切り「被害者の会」を呼びかけている創作工房の中村あずみ社長は「これで逃げられると思ったら大間違いです」と、語っている。

 岸氏には、不払いをすべて解消し被害の回復に努めて欲しいものだ。
(文=昼間たかし)

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