『エロマンガ先生』7話 セーラー服で攻めてくるJK作家ムラマサ先輩がかわいくておっかねえ

──『エロマンガ先生』小説1巻2巻の頃。エロマンガ先生と紗霧って別の人間で、普段はベッドの下かクローゼットにもうひとりの家族が潜んでいる叙述トリックなんじゃないかと怪しんでました。

 かーずSPによる『エロマンガ先生』(TOKYO MXほか)の全話レビュー、今週は千寿ムラマサ対決編のクライマックス! ここまでのレビュー

『エロマンガ先生』7話 セーラー服で攻めてくるJK作家ムラマサ先輩がかわいくておっかねえの画像1『エロマンガ先生』公式サイトより

■紗霧が布団に包まって

「ムラマサ先生の累計発行部数は、1450万部です」

 ぐぅの音も出ず、「ぐぬぬ、ぎにに……」って言いながらすごすごと正宗の背中に隠れる山田エルフ(やまだ エルフ/演:高橋未奈美)、ちょっとポンコツ入ってて可愛いポイント入りました。ですが場は真剣そのもの。

「つまらない夢を抱く君が、『私の夢』の邪魔をする君が嫌いだ! だから、潰す!」

 ライトノベル雑誌の企画『ラノベ天下一武闘会』で勝負を挑んだ和泉正宗(いずみ まさむね/演:松岡禎丞)。戦闘力が1450万部vs22万部の差、勝ち目はありません。でも正宗は、「俺たちの夢」をバカにした千寿ムラマサ(せんじゅ ムラマサ/演:大西沙織)が許せなかったんです。

 前作『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の高坂京介が消極的だったのに比べると、正宗は少年誌の王道主人公のように熱くたぎってます。「桐乃が物語を引っ張って、巻き込まれる京介」と「正宗が物語を牽引して、基本的に動かない紗霧」の対照的な構図。同じ作者、同じ妹作品でも、味つけが正反対の面白さが生まれてます。

 一方の和泉紗霧(いずみ さぎり/演:藤田茜)、布団に丸まって、顔だけひょっこり出してます。何この愛くるしい生物……。エルフとのデート? に嫉妬でふくれっ面。エルフの「いいんじゃないの、わたし好みの回答よ」の時はジト目。「ラブレター小説」という言葉に反応した時は、顔を赤らめて目をそらす。紗霧の萌え百面相が1シーンに凝縮されてます。かと思えば凛々しく、両手を広げて、

「やる前から、負けたときのこと考えてどうする。俺たちの夢を笑ったそいつは、俺たちの敵なんだ。二人で一緒にやっちまおうぜ!」

 エロマンガ先生モードの紗霧は頼もしい。ひたすら書きまくって、エルフの指南を仰ぐ修行がはじまりました。
“天下一武闘会”、“戦闘力”、“戦闘民族”など『ドラゴンボール』ネタが多い千寿ムラマサ編。このシーンはさしずめ「界王様との修行」でしょうか。原作2巻257ページで、「ムラマサがラディッツだとすると、エルフの戦闘力は当時のクリリンくらいで、俺は銃を持った地球人のオッサン四人分くらいしかない」と評しています。これ、ホントに勝てるの?

『エロマンガ先生』7話 セーラー服で攻めてくるJK作家ムラマサ先輩がかわいくておっかねえのページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!