『正解するカド』6話 どこがどう天才なのかわからない問題と、移転するカドの正解がそれってどうなの問題

■衝撃のカド移動

 カド移動の議論がはじまる。
「カドは転がすしかなく、なるべく接触面を減らして移動する」という条件が出た時点で、一番ふつうに思いつくのが「面じゃなくて辺を大地につけて転がす」だろう。

 ところが、なぜか、重々しく真道が「これは可能か」と言いながら、方法を示し(だが、そこは映されず謎のように見せて)、周囲が「おおお」と驚く。
 あれ? もっと凄い方法があるのか?
 避難の様子や、真道が実家にもどる休みのシーンなんてのを挟んで、けっこうもったいをつける。
 期待が高まる。
 が、実際に行われた移動は、一番ふつうに思いつく「面じゃなくて辺を大地につけて転がす」だった。

 天才と言われるキャラクターがたくさん出てくるのだが、結果論とお互いのセリフだけでしか天才性が表現されないので、だんだん不安になってきた。

 先の見えない展開のワクワクよりも、だんだん不安のほうが増してきた『正解するカド』だが、ラストでまた驚愕の事実をぶっこんできた。
 これは、どんどん格差をなくしていって、人類がひとつになる方向に進んでいくのか。人類補完計画の始まりかッ。
 不安を抑えこんで、期待しますよ!
(文/米光一成

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