「猫から借金するなんて」NHKの癒やし番組『もふもふモフモフ』で赤塚不二夫と愛猫の感動エピソードに思わず涙!

「猫から借金するなんて」NHKの癒やし番組『もふもふモフモフ』で赤塚不二夫と愛猫の感動エピソードに思わず涙!の画像1NHK『もふもふモフモフ』公式サイトより。

 いぬ、ねこ、うさぎ、フクロウ、ハムスターなどの「もふもふ」なペットたちを紹介する、究極の癒やし&幸せ番組『もふもふモフモフ』(NHK総合)。5月6日放送の回にて、赤塚不二夫とその愛猫のエピソードが紹介され、マンガ・アニメファンのみならず、多くの視聴者は感動を誘った。

 赤塚不二夫と愛猫・菊千代のエピソードが語られたのは、有名人と「もふもふ」との心温まるエピソードを紹介する「私が愛したもふもふ」というコーナー。

 ある日、菊千代が仰向けでバンザイをしながら寝ているのを発見した赤塚は、いつでも菊千代がバンザイをできるように教え込んで、テレビや雑誌記者に披露。たちまち話題となり、菊千代はCMなどにも出演して一躍人気猫に。だが、菊千代がバンザイをするのは赤塚に言われたときだけだったという。

 なんと菊千代は専用の口座まで持っていて、そこには菊千代のテレビのギャラなどが振り込まれていた。赤塚は菊千代をペットではなく同士、仲間といった感じで接していたため、時々菊千代宛に借用証を書いてお金を貸してもらっていたという逸話も。

 これには視聴者から「猫から借金するなんてどうしようもねえなwww」「赤塚先生のエピソードはほんとにマンガの世界みたい」といった声が。ちなみに菊千代の口座には40万円ほど貯まっていたようだ。

 だがそんな日々にも別れが訪れる。19歳になった菊千代は老衰してほとんど寝たきりに。しかし多忙の赤塚は菊千代が危篤状態でも外へ出かけなければならなく、「俺が帰ってくるまで絶対待ってるんだぞ」と菊千代に語りかけて外出。そしてその日の深夜、菊千代は赤塚のことを待っていたかのように、帰宅した赤塚に見守られながら息を引き取ったという。

 赤塚は菊千代の葬儀を人間の葬儀と同じくらいにしっかりと行い、その場で「もう猫は飼わない。だって菊千代がかわいそうだよ。菊千代はたった一匹の僕の息子なんだ」とつぶやいた……。

 赤塚不二夫の熱心なファン以外には意外と知られていない、この一連のエピソードに「不覚にも号泣した」「『もう猫は飼わない』って思いホントに共感できる。ペットロスの時はみんなこうなるよね」「人間同士以上の強い絆を感じる」といった反響が上がっていた。

 ちなみにこの菊千代は赤塚のマンガ『花の菊千代』(小学館)に登場。飼い主のおばあさんが亡くなって、その遺産100億円を相続した大金持ちのナマイキネコとして描かれている。こんなところにも2人の並々ならぬ絆を感じる。

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