――発行部数約200万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!
GWで2週間ぶりの発売となった「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2017年23号の表紙と巻頭カラーは、『約束のネバーランド』。今号にて、第1話から描いていた「GF(グレイス=フィールド)ハウス脱獄編」がついに完結。農園から外の世界へと出たエマたちはこれからどうなるのか? 次号からの新章にも注目が集まりそうだ。
今号は、月1連載の『BORUTO -NARUTO NEXT GENERATIONS-』が掲載。今回はボルトが父・ナルト譲りの「おいろけの術」と「ハーレムの術」を繰り出していたのが印象的な回だった。
また、『青春兵器ナンバーワン』は次号“大人気御礼”として、センターカラーを飾ることが明らかに。1月にセンターカラーを飾った際は、作者の長谷川智広も目次コメントで驚愕していたが(参照記事)、今回は「もう奇跡なんて呼ばせない!」という言葉が。掲載順を見ても、前号・今号共に7番目となかなか好調なようなので、本当に奇跡ではなさそう!?
今回は本誌だけでなく、4月28日に発売となった「ジャンプGIGA vol.1 2017」にも注目したい。新増刊となる「ジャンプGIGA」は、河下水希の『いちご100%』の続編『いちご100% East Side Story』が連載開始することが注目を集めていた。やはり事前の予想通り、今回のヒロインは東城綾。いちごパンツもばっちり描かれていて、どことなく懐かしい気持ちになる人も多かったのでは。
そして、「GIGA」もうひとつの目玉は、『テニスの王子様』許斐剛と『黒子のバスケ』藤巻忠俊の対談。今回、同業者との対談は初という許斐だが、以前まで断っていた理由は「漫画家さんはすべてライバルだと思っていた」からだったそう。はじめて対談と言うことで、藤巻と“みんな集英社にとても働かされている”話に花を咲かせていたりしたが……。
対談では、許斐が「一応スポーツという枠組み」は意識しながら作品を執筆していること(リアリティのラインはたまに超えてしまうとのことだが)や、藤巻が『黒子のバスケ』連載時、『テニスの王子様』を意識していたことなどをはじめ、作品作りの極意が次々と明らかに。その中で、なんと許斐が「近いうちにまた週刊に戻りますよ」と宣言する一幕もあったりで(そもそもは「SQ.」と週刊の2誌で連載するつもりで、以前から編集部に2誌で描けることをアピールしているが、なかなか戻らせてくれないそう)、かなり読み応えのある対談となっている。
なお、「GIGA」には藤巻が本誌で連載中の『ROBOT×LASERBEAM』の番外編も掲載。藤巻の魂が乗り移った(?)トモヤが『黒子のバスケ』に続き、「主人公の目が死んでいる」ことや色黒キャラの三浦鷹山が「何峰大輝だよ!」と突っ込んだりするメタい漫画になっているので、藤巻忠俊作品ファンは必見だ。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)
『約束のネバーランド』GFハウス脱獄編完結! 「GIGA」では許斐剛が「近いうちにまた週刊に戻りますよ」宣言!?のページです。おたぽるは、漫画、マンガ&ラノベ、週刊少年ジャンプ、黒子のバスケ、許斐剛、テニスの王子様、ジャンプ、BORUTO、藤巻忠俊、約束のネバーランド、青春兵器ナンバーワン、河下水希、いちご100%の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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