悩んでも、落ち込んでも、恋をして可愛くなるのは女の子の特権――ドラマ『人は見た目が100パーセント』第4話レビュー

 3人が散々気を揉んだ後、メールが届く。
 返信が見て喜ぶ城之内。
 そんな彼女を見ていて佐藤は「可愛くなった」と漏らす。前田は言う「悩んでいる時も、落ち込んでる時も可愛く見えていた」。

 言い尽くされた言葉ではあるが、恋をしている女性は可愛らしい。
 ドラマ中で語られていた、女性ホルモンの関係もあるだろうし、自分で「キレイになりたい」と思う気持ちの表れであるかもしれない。しかし、何より「自分が恋をしている」という喜びが知らず知らずのうちに人の外見を変えていくのではないだろうか。

 ドラマを見返してみると、確かに城之内は可愛くなっている。
 メイクの力もあるだろう、桐谷の演技もいい。しかし、この「最初に見ている時は気づかないけれど、よく見てみれば可愛くなっている」というのは、台本を見て演じる演者と、演出、スタッフの力などが潜在的に表れた例だったのではないだろうか。
 彼女はただ「恋をしている」演技をし、それが写し取られただけなのだ。キレイに見えるのは二次的な効果と言っていい。

 ドラマに限ったことではないが、何かの作品に触れる時、作り手側の意図したもの以上のものが見られると、とてもうれしくなる。
 今回はその好例が見られた気がする。

 それにしても、今回のオチは見事だった。私もすっかり騙されてしまった。
「ああ、そういうことか」思わせるし、「城之内らしいな」と微笑ましく思う。そんな展開だった。
 この感じ、悪くはない。
(文=プレヤード)

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