3月下旬に開催された「AnimeJapan 2017」にて、『Fate/stay night』(TYPE-MOON)のスピンアウト小説『Fate/Apocrypha』の』(著:東出祐一郎、画:近衛乙嗣)アニメ化が発表されました。『Fate/Grand Order』(TYPE-MOON、アニプレックス)も次々にイベントやストーリーが進んでおり、さらなる発展が期待できそうです。
前回記事に引き続き、『Fate/Grand Order』にも参戦が濃厚であろう、またはすでに参戦している、『Fate/Apocrypha』に登場するキャラクターから数名をピックアップ、その原典などをご紹介していきます。
■赤のセイバー:モードレッド(アーサー王伝説)
モードレッド(モルドレッド)と言えば「アーサー王を裏切り、主君を殺した邪悪な騎士」として広く知られているところであり、ある意味でアーサー王とは最も長く付き合っているキャラクターです。
モードレッドというキャラクターの源流は、イングランドの古い文献に記されている、6世紀にアーサーという名の王と共に死亡した、メドラウドという関係不明の人物だと考えられています。
また12世紀の偽史書『ブリタニア列王史』には、アルトゥールス王の甥モードレドゥスとして登場しており、王を裏切って王権を得ようとしたものの敗れて戦死、王もまた重傷を負いアヴァロンへと帰還した、と書かれています。
・不義の子は予言通りすべてを終わらせた
『アーサー王の死』のキャクストン版完訳となる『アーサー王物語』(筑摩書房)におけるモードレッドは円卓の騎士のひとりです。アーサー王とアーサー王の異父姉モルゴースとの近親相姦によって産まれた不義の息子で、モルゴースとその夫ロット王の息子であるガウェイン兄弟とは異父兄弟にあたります。
『Fate/Apocrypha』から学ぶ! 一番わかりやすい『FGO』原典紹介(中編)のページです。おたぽるは、アニメ、話題・騒動、Fate/stay night、FGO、たけしな竜美、Fate/Apocrypha、フランケンシュタイン、ホムンクルス、モードレッド、Fate/GrandOrderの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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