『川柳少女』川柳でしか喋らない美少女の青春恋愛物語にニヤニヤが止まらない!「マガジン」期待のラブコメ

「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中のマンガ『川柳少女』(作:五十嵐正邦)の第1巻が4月17日に発売されました。基本的に4コママンガ方式で物語が進み、「ニヤニヤが止まらない」「久々に週マガで素晴らしい作品が誕生した」とネット上で好評の本作をレビューしていきます。

 主人公の高校生一年生・雪白七々子は喋るのが苦手で、コミュニケーションは身振り手振りと、短冊に書いた川柳でとっていきます。授業中に指名された時は「実言えば 五問前から 意味不明」、体育のバスケットの授業中でも「パスカモン! こっちガラ空き チャンスだよ!」といった川柳をしたためて会話。ちょっと天然で美人ということで男子から密かに人気なのですが、七々子には意中の相手がいるようです。

 それは七々子と同じ文芸部の毒島エイジ。エイジはかなりのコワモテのため、中学時代やたらと喧嘩を申し込まれた過去が。そんなある日、喧嘩で打ちのめした相手に「オレはもうケンカなんてウンザリなんだよ!! 『拳より 笑顔を交わす 日々であれ』」と言い放ったところ、偶然発生した5・7・5のリズムに魅了されて川柳の道へ。文芸部では七々子と部長とともに川柳を読んでいますが、そのセンスは「妹は 相当カワイイ 超ヤバイ」といった具合でかなり微妙。それでも七々子はそんなエイジの川柳が大好きなのでした。

 七々子は一見恥ずかしがり屋なのですが、エイジに対しては驚くほど積極的。エイジとともに外を歩いていると、周囲の人はエイジを怖がって避けたりじろじろ見るため、エイジは「少し離れて歩け」と気を利かせて七々子に声をかけるのですが、七々子は「構わない どう見られても キミとなら」なんて超胸キュン川柳で返事を。

 他にも、成り行きでエイジと二人きりで遊園地に行った際も、エイジがマスコットキャラ・ナッキーとキスをすると「エイちゃんの ファーストキスが ナッキーに…」と堂々嫉妬したり、エイジにおんぶしてもらいたいがために「くつひもが 切れちゃったので 歩けない」と嘘をつくなど、もう七々子は男子の夢が詰まったキャラをまっしぐら。

 ここまでグイグイだと、普通のキャラならあざとすぎてちょっと引いてしまうかもしれませんが、口下手で川柳でしか会話しないという特性のため、グイグイでもそこまで気にならず、奥ゆかしささえ感じる絶妙なバランスが見事です。

川柳少女

川柳少女

後々、川柳を考えるのが辛くなりそう

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