【劇場アニメレビュー】劇場舞台挨拶は写真撮影もOK!? 京アニらしい丁寧な作りが光る『劇場版 Free!-Timeless Medley-絆』

【劇場アニメレビュー】劇場舞台挨拶は写真撮影もOK!? 京アニらしい丁寧な作りが光る『劇場版 Free!-Timeless Medley-絆』の画像1『劇場版 Free!-Timeless Medley-』公式サイトより。

『劇場版 Free!-Timeless Medley-絆』を公開初日に都内シネコンにて観賞。乙女たちに人気のあるこの手のイケメン男子大活躍の作品は、なるべく平日の空いている時間帯に見るように心がけているのだが(だっておじさん恥ずかしくて……)、今回は〆切の関係もあるのでやむを得ない。

 で、夜の回のチケットを取ろうとしたら、案の定ほぼ満席ではあったが、後方右寄りの席が空いてたので何とかセーフ。いやはや、ファンの意気込みという点においては、決して『劇場版名探偵コナン』にも『美女と野獣』にも負けていない。

 で、場内に入ると、これまた案の定ほとんど全てが10~20代の若い女の子ばかりで、男なんて10人いるかいないか(しかも私以外はみんなカップルの連れ合いだ)。私の四方八方もすべて若い女の子。中にはアジア系のグループもいて(韓国語っぽかったな)、乙女アニメがワールド・ワイドになったのか、そもそも国産アニメ全体がそうなのか(もちろん後者だと確信しているが)、とにもかくにも場内は暗くなる前から大賑わい。

 で、映画泥棒CMが終わって、ようやく本編……かと思いきや、この手のアニメによくあるファン・サービスの短編がついていて、まあいつものことかと思っていたら、前の前の席の女の子がいきなりスマホの電源を入れ、銀幕画面にカメラのレンズを向け始めた。
「おいおい、これって映画泥棒じゃないのか?」
 と、注意しようと思った瞬間、他の女の子たちも数名、やはりスマホを取り出して、画面にカメラを向け出したのだ。

 そんな馬鹿な? と、一瞬わが目を疑った。なぜなら私の数十年に及ぶ映画観賞の経験則において、上映中のマナーが一番良いのはアニメ・ファンだからである。彼ら彼女らは本当に見たいものを見たくて劇場に来ているから、予告編の間まではかなり騒がしくても、いざ映画が始まるやピタッと静かになり、画面を食い入るように見始め、同化していくのが常だからである(ちなみに一番鑑賞マナーが悪いのは、意外にもミニシアターに集う一見インテリ・シネフィル系の連中。上映中にコンビニのレジ袋をがさごそさせたり、スマホ・チェックを始めたりと、かなりタチが悪いです)。

 しかし、やがて画面から『Free!』キャラの誰だったか失念したが(周囲の状況に慌てふためき、しばし画面に集中できないままでいた!)、「さあ、これから写真撮影だよ!」みたいなことを言い出すや否や、場内の乙女たちが一斉にスマホを取り出し、写真撮影を始めていったのである。

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