遂に“人工シナプス”が登場! AIが人間を超える“シンギュラリティ”の到来が早まったかも!?

■“人工シナプス”でAIが人間の学習能力や環境適応能力を凌駕する?

 人間の脳のシナプスのように、反復学習をすることで結合が強化するシナプスを人工的に作り出すことができれば、今後の人工知能開発はさらに可能性に満ちたものになるだろう。そして実際、驚くべきことに先日に発表された研究では“人工シナプス”が開発されたことが報じられている。

 フランス国立科学研究センター(CNRS)、ボルドー大学、パリ第11大学、ノルウェーのIT企業であるEvryの研究者からなる合同研究チームは“人工シナプス”を開発したことを発表した。

 研究チームは、人間のシナプスのメカニズムを真似て、2本の電極棒の間に強誘電体層を挟み込んだ“人工シナプス”である「メモリスタ(memristor)」を開発した。挟まれた強誘電体層は自発的に分極し、電圧パルスによってその働きを調整することができる。脳内のシナプス結合のように、電気抵抗が低ければ結びつきが強くなり、電気抵抗が高ければ結びつきは弱くなる。このメカニズムを応用することで人工的なシナプス結合を再現し、人工知能が自律的に学習することを可能にするということだ。

 この“人工シナプス”と最先端の人工知能が組み合わさった時、人間の学習能力や環境適応能力を再現、あるいは凌駕するAIの登場が現実味を帯びてくるのではないだろうか。2045年に人工知能が人間の能力を超える“シンギュラリティ(技術的特異点)”が起こるという説の信ぴょう性がますます高まったと言えそうだ。
(文/仲田しんじ)

【参考】
・Science Alert
http://www.sciencealert.com/scientists-just-created-an-artificial-synapse-that-can-learn-autonomously

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