ドーーン!! 現在放送中の『笑ゥせぇるすまんNEW』は、なぜ復活したのか!? シンエイ動画・荒木元道PDインタビュー!

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■「(オリジナルも)原作サイドさんと一緒に相談して進める形で」

―― 第1夜などを拝見すると、前半のエピソードが旧作のTVアニメでも放送された「白昼夢」でしたが、後半のエピソード「ご利用は計画的に」は、アニメオリジナルエピソードとなっていました。

荒木 はい、毎回2エピソードずつ放送という構成になっていまして。片方が原作コミックもの、後半をオリジナルという形になっていますね。

―― 原作の中からどうエピソードを絞っていくのか、オリジナル作品はどんな工程を経て作られているのでしょうか。

荒木 まず原作エピソードのときは、監督、脚本家さん、それと藤子スタジオさんのご担当も最初の段階から参加していただいて、皆でどのエピソードがいいかを出し合いながら、簡単なプロットをまとめてみて、その出来が良かったら採用していくというやり方です。原作サイドさんと一緒に相談して進める形をつくることができました。

―― それは、旧作でアニメ化された作品も未アニメ化エピソードも関係なしに決めていった感じですか?

荒木 やはり最初は手探りでしたから、一度アニメ化されたエピソードからスタートは切りました。作業が進むうちに次第にオリジナルを作りたいよねとか、まだアニメ化されていないエピソードをやりたいよねと、いろいろ現場でも欲が出てきて、後半からはそういったエピソードが増えてきました。

―― オリジナルエピソードを作られる際というのは、やはり脚本家さんがプロットを出してそれを皆さんで揉まれる感じですか?

荒木 そうですね、まずはアイデアを出してもらって、そこから固めていくという。かなりの数のアイデアを出してもらいましたね。かなりボツも多かったんですけど、そこは本当にもう脚本家さんたちの頑張りのおかげです。

―― その脚本家さんたちは3名いらっしゃいますが(福島直浩、石川あさみ、夏 緑)、どんな感じで起用されたんですか?

荒木 夏さんに関しては藤子スタジオの担当者さんから、推薦していただいたんです。福島さんと石川さんは、他の作品でシンエイ動画がお世話になってますから、これはもう『笑ゥせぇるすまん』に合うだろうなと。

―― なるほど。では小倉(宏文)監督はどういった経緯で?

荒木 小倉監督に関していえば、もう結構前から「『笑ゥせぇるすまん』をやるんであれば、声をかけてもらいたい」ということを言われていたんですよ(笑)。こちらも、ぜひお願いしたいなと思っていましたから、企画が具体化してきたところで「監督、ついに来ましたよ」と(笑)。

―― 原作も好きだし、小倉監督は長くシンエイ動画さんでお仕事されていましたから、『笑ゥせぇるすまん』が温められていたことをご存じだったわけですね。

荒木 そうですね、はい。いいめぐり合わせだったなと思います。

―― 実際に制作作業が始まって、スタッフワークにどんな手応えを感じていますか?

荒木 皆さんモノ作りに対してとてもストイックな方ばかりです。あと、旧作を観ていたという方たちばかりなんですよ。その点から見ても心強いです。

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